俺が唯一深い仲になった女の子の話

俺が唯一深い仲になった女の子の話

1 名も無き被検体774号+ 2013/04/07(日) 10:42:19.63 ID:CibROQnP0
あんまり書き溜めてないんだけど、誰か聞いてくれるとうれしい

6 名も無き被検体774号+ 2013/04/07(日) 10:52:31.98 ID:SUOcX7DQI
スペック

俺(よーすけ)
当時高1
いわゆるフツメンというやつ
172/59
バスケ部

しの(仮名)
同い年同じクラス
顔は中の上か上の下
168くらいの痩せ型
後々バスケ部のマネージャーになる

8 名も無き被検体774号+ 2013/04/07(日) 10:56:01.27 ID:CibROQnP0
バスケ部か。それだけでイケメンか爽やか君て感じだ。

では詳細頼むー。

9 忍法帖【Lv=3,xxxP】(2+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 10:56:40.50 ID:SUOcX7DQI
5年前の四月、受験を終え、俺は晴れて自転車で20分くらいの近場の高校に入学した
クラス掲示の紙で確かめた教室に入ると、既に同じ中学だった奴らが何人かいたので、彼女できるかな~なんてたわいもない話なんかをしたりしていた

そろそろ式が始まる、という時になり、皆が自分の席について担任の話を聞いていると、あることに気付いた

1人、まだ来ていない

おいおい入学早々遅刻とか大物だな~wwとか思っていると、遠くからすごい足音がきこえた
かと思うと、ドッシャーーン!!というけたたましい音が鳴り響いた

全員唖然
担任のBBAも唖然

どうやら教室の戸のガラス部分に誰かがぶつかったらしい
クラスがざわめきだしたころ、ゆっくり教室の戸が開いた

「…す、すいません…ちょっと滑ってガラスにつっこんでしまいもうして…」

これが俺としのとの出会いだった

後日きいたところによると、遅刻の原因は父親がペットとたわむれていたら家を出る時間が遅れたかららしいww

10 忍法帖【Lv=3,xxxP】(2+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 10:59:38.48 ID:SUOcX7DQI
学校が始まって3ヶ月、特になんのイベントもない学校祭も終わり、期末テストがせまっていた

俺の学校はテスト週間になると部活がなくなって、その分教室で自由に居残り学習できた(どこもたぶんそうなのか?)
まぁ大半は部活が無いのをいいことに遊んでたり、近くの公民館や家に帰って勉強してたりだったんだけど、俺は教室に残って友達何人かと話しながらタラタラ提出物を進めていた

そしてそこにはしのもいた

11 忍法帖【Lv=2,xxxP】(2+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 11:01:31.06 ID:SUOcX7DQ0
俺以外の奴らとしのはそれなりに面識があったのか、そのうち自然としのも輪に入った雑談タイムとなる

そのときに初めてしののことを色々と知った

・けっこうサバサバしているけど、実はいわゆる不思議ちゃん であること(これは友達が教えてくれた)
・ 女子が苦手であること(この理由は後々わかる)
・ 人の顔と名前を覚えるのが大の苦手であること
・ ロックやヘビメタなど激しい音楽が好きであること

などなど、知れば知るほど味のあるやつというか、ともかく面白くて今まであったことのないタイプの子だった

今考えるととらドラ!のみのりんそっくりだったと思う

俺は当時ホルモンだとか洋ロックにはまっていたので、すごく話が合った

それからちょくちょくメールしたり、席替えで隣になって授業中話したり落書きしたりして、しのとの仲はどんどん深まっていった

14 忍法帖【Lv=2,xxxP】(2+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 11:05:52.51 ID:SUOcX7DQ0
冬休みのある日、しのとメールしていると、以前から気になっていたことを思い出して聞いてみることにした

「なんでしのは女子が苦手なの?」

しのは男友達が多い…というか女友達が皆無だった
女子を避けたりはしないが、誰とも知り合い止まりという感じで、話しているときもどこか表情がぎこちなかった

それに比べて男子といるときは活き活きとしていて、下ネタにも加わるし
「あっしはずばり胸より脚派であるよ!細すぎはだめだ!!適度に筋肉のあるメリハリのある脚こそが正義っ」なんて言ったりもしていた

13 名も無き被検体774号+ 2013/04/07(日) 11:05:26.66 ID:E953T9Tx0
>>1はいま何歳?

15 名も無き被検体774号+ 2013/04/07(日) 11:08:20.41 ID:SUOcX7DQI
>>13
20歳になります!

16 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 11:10:44.92 ID:SUOcX7DQ0
しの「むっ…唐突につっこんでくるのう」

俺「いや、前から気になっててさー」

しの「むー…まぁよーすけだからいいか」

一度も自分語りしなかったしのから初めて聞く、しのの過去話だった

しのは小学校から中学校にかけて、女子からいじめられていた

21 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 11:17:31.14 ID:SUOcX7DQ0
本人は軽く話していたけど、内容はすごくエグかった
女の陰での汚さに胸糞が悪くなった

しの「まぁ小さい時から周りが男ばっかだったからこんなんになっちゃったってのも女の子と噛み合わない理由なんだけどさーww」

しの「…でもどうしても苦手意識が消えなくてね」

俺「あたりまえだろ、俺でもきっとそう、てか一生恐怖症になるわ。」

そのぐらい酷い内容だった

俺はすごい苛立っていたけど、それよりもしのが心配だったから、うまく書けなかったけど返信した

俺「辛かったな…俺でよかったらいつでも力になるよ」

しの「やだねーそんなシリアスな感じになっちゃって!わたしゃ平気だから心配しなさんなっ!」

しの 「でも、ありがとう。よーすけは優しいね。さすが、俺の心の友よっ!!」

しのが心配させないよう、気を遣っていつも通りにしようとしているのがわかって、少し胸の奥が痛かった

その後何回かやりとりして、その日のメールは終わった

24 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 11:23:42.89 ID:SUOcX7DQ0
時間は飛んで3月、一年最後をしめくくる行事であるレクリエーション大会がせまっていた
ドッジボールや野球などの種目にそれぞれわかれてクラスごとに順位を競う、球技大会みたいなものだが、全校生徒を巻き込んでいるだけあって、けっこうどのクラスも空いた時間に練習したりと本気でのぞんでいた

俺はバスケ部なのでバスケにでることになっていて、バスケのメンバーで練習するために朝早く学校に来た
自転車をとめて、ちょっと早く来すぎたな~誰もいねえwwなんて思いながら昇降口に向かっている途中、後ろからふいに声をかけられる

「へいへい、兄ちゃん!お早いご参上でっ」

頭のてっぺんに豪快なアホ毛のような寝癖をつけた、しのがいた

25 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 11:26:41.13 ID:SUOcX7DQ0
俺「そっちこそ早いな、てか寝癖wwww」

しの「え?寝癖?」
頭を触って確認すると、素で気付いていなかったらしく驚くと同時にちょっと恥ずかしがっていた

26 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 11:33:03.43 ID:SUOcX7DQ0
しの「き、貴様…いつから気付いておった…!!///」

俺「今会ったばっかでいつからもくそもねーだろww」

しの「それもそうかww」

昇降口についたので、靴を履き替えて教室に向かう

しの「ところでなんでよーすけはこんな早いんだい?」

俺「あーほら、バスケのやつらと練習するからさ」

しの「おおっそーいえばチミはバスケ部じゃったの!」

俺「何キャラだ、それww」

しの「近所のじいさん。ディズニーランドのことずっとネズミーランドだと思ってる78歳、きさぶろー」

俺「きさぶろーwwwwwww」

27 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 11:40:43.86 ID:SUOcX7DQ0
俺「しのは何でるんだっけ?」

しの「おいらかい?女子ドッジボールさっ」

俺「おおっ強そう!」

しの「ぬっふっふ…か弱きおなごをぶちのめしてくれるわっ!!」

俺「マジで怖いわww頑張れよ!」

しの「おうよっそっちこそな!」

30 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 11:47:32.32 ID:SUOcX7DQ0
ここまではいつも通りだった

階段を昇っているとき、ふいに、しのが俺の制服を後ろからくいっと掴んだ

俺「?どーした??」

しの「あの…あのさ…」

なぜだかしのの方を見れなくて、顔は前に向けたまま何の言葉も出せずにその場で足を止めた

しのが少し間をあけて口を開く

しの「……私、よーすけが好きなんだけど」

29 名も無き被検体774号+ 2013/04/07(日) 11:46:52.02 ID:YZaLXsoR0
口調が凄い事になってるな

33 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 11:50:07.61 ID:SUOcX7DQ0
>>29
しのは基本変な口調がごちゃまぜですww
とらドラ!見たときにみのりんとそっくりすぎて吹きました

34 忍法帖【Lv=2,xxxP】(2+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 11:53:37.81 ID:SUOcX7DQ0
しのが、俺のことを、好き?

この3フレーズが頭の中でぐるぐるして

いきなりすぎるだろ!とか

今返事しなきゃいけないのか…?とか

色んな想いがグチャグチャからまって

口から出たのは

「あの…俺、ご、ごめん…」

なんてふぬけた言葉だった

36 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 11:59:51.13 ID:SUOcX7DQ0
言った瞬間、俺は今一番言ってしまってはいけない言葉を言ってしまったんだと悟った

なぜなら、場合振り返ったときにしのが、今まで見たことない笑顔を浮かべていたから

いつものアホみたいに明るい笑顔ではなくて、少し眉が下がって、困ったような、泣きそうなような、それでいて目尻と口元が不自然に上がった、「やっちゃったー」って感じの笑顔

35 ◆zsIOaafYAkEH 2013/04/07(日) 11:57:24.41 ID:ETAuLMjJ0
え?マジでそんな口調なの?
マジにリアルで?

37 忍法帖【Lv=2,xxxP】(2+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 12:02:12.30 ID:SUOcX7DQ0
>>35
マジです
厨ニかよ!とかアニメの見すぎだろとか思う人もいると思いますが、素でいつもこんな感じです

家族と話してるときもこんなんだったし

38 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 12:07:17.13 ID:SUOcX7DQ0
言葉が見つからなくて、立ち尽くしたままの俺の横をしのが早足で抜かした

俺「えっと…俺…」

しの「大丈夫!大丈夫だから!!」

俺「…ご、ごめ…」

しの「大丈夫大丈夫っ」

それから二人無言で教室に入ると、既にクラスの女子が1人いて、すぐにバスケのメンバーも来て、俺は練習にいかなければならなくなってしのに何も言葉をかけられないまま教室を後にした

39 名も無き被検体774号+ 2013/04/07(日) 12:24:56.99 ID:SUOcX7DQ0
朝練が終わって、授業が始まった

俺としのはひとつ席をはさんで隣

授業が始まってしばらくして、ようやくしのの方を見ると、いつもはうとうとしつつも決して寝たりしないしのが、教科書をはじに寄せて机につっぷしていた

その姿を見た瞬間にどうしようもない後悔の念がズンとのしかかってきて
人生で一番ってぐらいへこんだ

生徒に人気の日本史の先生が、冗談を交えながら寝てるしのを注意すると、しのは少しだけ顔を上げて

「昨日パックマンにはまりすぎてしまったゆえに寝不足でー」
と言って、また机につっぷした

今時パックマンかよwwwさすがしのwwwwとクラスが爆笑している

2限の古典の先生がお得意の大喜利でクラスを沸かす

昼休みにお調子者の友達が納豆食って、皆がくせーと怒っている

帰りのSTでレクリエーション大会の日程について担任が話している

その日1日の全部、切り離されたみたいに俺の中には何も入ってこなかった

41 忍法帖【Lv=2,xxxP】(2+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 12:31:18.28 ID:SUOcX7DQ0
放課後の部活も身が入らないままに終えて家に帰った

携帯の電源を入れると、一通のメールがきていた

しのからだった

少しためらってメールをあけると、内容は一文だけだった

「今日はごめんなさい」

50 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 13:28:01.15 ID:SUOcX7DQ0
反射的に返信をした

「俺こそごめん」

それに対してのしのからの返事は

「なんでよーすけが謝るのさ…私のせいで色々困らせちゃったよね、ごめんね」

だった

今考えればしのは常に、自分より俺に気を遣っていたと思う
当時の俺は子供すぎて、しのの優しさに気付けずに無意識にたくさん傷つけていた
とても申し訳なくなるよ…

51 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 13:36:26.60 ID:SUOcX7DQ0
俺「ほんとにごめん」

しの「だからよーすけが謝ることじゃないってば ずっと今日元気なかったの、私のせいだよね、ごめんね」

俺「それはしのが落ち込んでたからだよ ごめん」

なんだかだんだんごめんね合戦みたいになっていってしまったとき、しのが切り出した

しの「あのさ、こーゆーことって長引けば長引くほどよーすけとの距離が遠くなっていっちゃう気がするんだ。」

しの「だから、もし答えが決まってるなら教えてくれないかな?スパッと言ってさっぱりしようぜっ」

しのがいつもどおりを装ってる
だから俺もいつもどおり振舞わなきゃ

そう思ってしまった俺は、少しためらったけれど、自分の中で固まっていた答えを言った

「わかった!ごめん!しのとは付き合えない!でも気持ちはうれしかったよ、ありがとう」

52 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 13:40:57.04 ID:SUOcX7DQ0
返事は3分もしないうちに返ってきた

「うん、ありがとう!これからもよろしくね!おかげさまでスッキリしやしたぜっ」

こうして俺としのの関係は"友達"に固まった

この後は昼間の状況が嘘みたいに、いつものようなくだらない話や面白画像を送りあって、お互い眠いねーなんて言って寝た

54 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 13:51:10.98 ID:SUOcX7DQ0
土日をはさんで、月曜日

その日はレクリエーション大会だった

俺のクラスはなかなか運動神経のいいやつが多かったので、午前の部でそこそこの戦績をあげていた

午後の部が始まり、出場種目であるバスケは午前で既に決勝行きを決めていたので、友達と他の種目を応援しに行くことにした

友「あ、そーいや今女子のドッジボールが決勝の出場権かけてやってるらしいぜ!」

俺「お、マジで?じゃあ見に行くか!」

そう言ってから、しのの種目が女子ドッジであることを思い出した

しのとは朝おはようと言ったきりタイミングが合わず、話せていなかった

気まずくなったらどうしようと思いつつ、何も知らない友達に引っ張られてドッジのコートにつく

うちのクラスはどこだろうと探していると、友達が肩をたたいた

友「おい、見ろよすげーぞあれwwww」

友達が指差す方にはクラスの女子たち

そしてものすごい剛速球を相手チームの女子に投げつけているしのの姿があった

55 忍法帖【Lv=2,xxxP】(2+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 14:04:27.83 ID:SUOcX7DQ0
細い身体のどこにそんな力の源があるのかと思うぐらいの力強く早い球を、長い腕をピッチングマシーンのように振りかぶって、バシバシと相手をなぎ倒していく

そして当てると同時に
「とったどーーーーー!!!」
と叫んでいるしのは、ドッジボールの会場でひときわ目立っていた

結果、試合時間を大幅に残して、うちのクラスの女子ドッジは華麗に決勝行きを決めた

試合を終えた女子たちが、俺と友達に気付いて駆け寄ってくる

もちろんしのも

友「おい、しのすげーじゃん!俺見直したわー!」

しの「ふっふーん、まぁねっ!って今まで見下げておったのか!!罰&ご褒美としてハーゲンダッツを請求する!」

友「たけーよwwガリガリくんで我慢しろww」

しの「ちっ…日本男児のくせして心の狭きやつじゃ…」

しの「お、よーすけくんも見ててくれたのかい!おじさん感激だぁっ」

俺「お、おう。えっと…かっこよかったぞ」

しの「ホントかい?照れるね~はっはっは!」

56 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 14:07:57.00 ID:SUOcX7DQ0
正直、告白する前と同じで底抜けに明るいしのを見てほっとした

だけど俺はやっぱり卑怯者だった

しのの目が少し赤くて、まぶたもやや腫れていたのに

それに気付きかけて、気付くことから逃げた

何も見ていないふりをして、しのとの間には元から何も無かったように事実をかえようとした

58 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 14:12:11.67 ID:SUOcX7DQ0
レクリエーション大会でうちのクラスは結局全校で準優勝した

俺の出たバスケは準優勝

他の種目も優勝や三位などをとっていた

しのの出たドッジボールは、しのの大活躍のおかげで見事優勝した

このときの彼女の活躍ぶりは同窓会のたびに話題になるぐらいすごかった

こうして、俺としのが出会って最初の一年が終わった

59 忍法帖【Lv=2,xxxP】(2+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 14:14:16.41 ID:SUOcX7DQ0
これでとりあえず高1の話は終わりです

もしも何か質問あったら答えます

少ししたら続きを書くけど、引き続き見てくれたらうれしいです

64 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 14:28:55.81 ID:SUOcX7DQ0
続きです

高2になり、クラスが文理で分けられた

俺は文型、しのは理系だったので、同じクラスにはならなかった

でもしのとは廊下で会うたびに話したり(というか向こうからいつもちょっかいかけてくる)
たまにメールもしていた
メールの内容は突然思いついたギャグだとか、おすすめの音楽の話とか

夏休み手前のある日、しのからのメールがきた

しの「おっす!オラデーモン小暮!貴様も蝋人形にしてやるぜっ!」

俺「お前閣下を侮辱すんなwwそんなウッキウキのテンションで蝋人形にされても困るわww」

しの「すまんすまんwwいやーこの前の期末、化学が追試になっちったー」

俺「あーあーテスト前にインベーダーゲームなんてやるから」

しの「うるせぇっ!無事名古屋うちを習得したからいいんだいっ!あ、そーいえばバスケ部のマネージャーになるから~ キムチくさい」

さらりとマネージャー就任報告をされた

66 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 14:37:30.62 ID:SUOcX7DQ0
一週間後、本当にしのはマネージャーになった

しの「やっほーい!よろすくよーすげぐん~」

俺「やたら訛りかたうめえな てかほんとになったのか」

しの「うむ、前の部活はちと環境が合わなくてのう」

俺「え?お前なんか入ってたっけ??何部だった?」

レクリエーション大会での活躍を見ていたので、てっきり運動部だと思っていた俺にまさかの返事が返ってきた

しの「歴史研究部」

67 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 14:43:46.77 ID:SUOcX7DQ0
答えに驚いたものの、理由をきくとまぁしのらしいというかなんというか、納得はした

俺の学校では部活を決める時に、それぞれの部活ごとに色んな教室にわかれて登録をするのだが、しのはろくに部活も決めないまま教室で寝てしまった

一年のときに使っていた教室に割り振られていたのが、歴史研究部

歴研自体あまり人気の部活ではなく、担当の先生はしのが唯一の新入部員と勘違い

しの、起こされて寝ぼけたままわけもわからず署名

無事歴史研究部に入部

というものだった

72 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 14:56:54.41 ID:SUOcX7DQ0
それから高3の春に部活を引退するまでしのはちゃんとマネージャー業をまっとうしてました

意外にも面倒見がよくて、後輩にはからかわれながらもけっこう懐かれてたみたい

部活での話は一通り書き終えてから、見てくれる人がいたら少し書こうと思う

話は高2にもどります

しのがマネージャーになって一ヶ月ほどたった夏休み半ば、俺は友達二人からほぼ同時期に相談をうける

どちらも一年のときに同じクラスだったやつだった

二人の内容はまったく同じ

「しののことが好き」

というものだった

74 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 15:06:04.85 ID:SUOcX7DQ0
二人から色々聞くとこによると、どうやらしのはモテるらしかった

変なとこはあるけれど、たしかに見た目は美人系だし、性格もいいやつなので、改めて考えればおかしくはないことだった

二人の友達からどうアピールすべきか?告白すべきか?を相談された俺は、相手がしのだけにあまりうまくアドバイスをすることができなかった

二人ともいいやつだけど、第三者の俺が勝手に後押ししていいのか
しのをふった俺がしののことを好きなやつに何か言う資格はあるのか

すごく悩んだ

75 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 15:14:15.47 ID:SUOcX7DQ0
結局言葉を濁した言い方で、あまりたいした助言もできなかった

二人は夏休み終わりごろに、これまたほぼ同時に告白し、どちらもあえなく玉砕した

でもしののふり方が男前すぎて、惚れ直したけど気持ちの整理はきちんとついたと二人とも言っていた

その二人はその後意気投合して親友になり、しのともよい友人としての関係をもっている

77 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) ◆rvw3dStrI6 2013/04/07(日) 15:23:18.03 ID:SUOcX7DQ0
夏休みがおわり、一大イベントである修学旅行も楽しくすぎ、あっというまに冬になった

冬になると、結露のせいか体育館の床が滑るので、部員には朝早くきてそれをモップでふき取る当番がまわされていた

当番の日、早くすませて自主練のしたかった俺は普通よりももっと早くに学校に行った

体育館に入り、モップをとりだして床をふこうとすると、あることに気付いた

倉庫のドアが少し開いている

昨日誰かが閉め忘れたのか?と思い、近づくと中で誰かの気配がした

そっとのぞくと、そこにはボールをせっせと磨くしのの姿があった

225 1の代行 ◆/948E8cizM 2013/04/15(月) 01:53:25.20 ID:icXgWQOl0
俺「しの?」
しの「あ、これはこれはよーすけくん!おはようでやんす!」
俺「あ、あぁ、おはよう。なんでこんな早くから⁉」
しの「いやーもうすぐ大会じゃないですか」
しの「日ごろ“役立たずマネージャー”という名を背負って活動している私なりに、ちょいとでも力になれないかと思いましてね」
俺「じゃあここ最近、やけにボールが綺麗だったのはお前が?」
しの「へへっ、そーとも言いますな///」
俺「いや、そーとしか言わないだろ!ww」

226 1の代行 ◆/948E8cizM 2013/04/15(月) 01:54:12.37 ID:icXgWQOl0
少し話していると、ふとあることに気づいた

俺「しの…」
しの「ほいほいー」
俺「お前…なんか顔色悪くない?」
しの「え…そ、そうかい?」
冬の早朝の体育館は確かに薄暗い
でもあきらかにしのの顔は、それのせいではない青みがかった血の気のない色をしていた

俺「早く起きすぎたんじゃねーの?無理すんなよ」
しの「いやーそうは言っても…ぐっ…げほっ…!」

『ビチャッ…!』
嫌な音とともに、しのの口から出た赤い液体が、床の上に飛び散った

228 1の代行 ◆/948E8cizM 2013/04/15(月) 02:02:25.70 ID:icXgWQOl0
俺「しの‼‼⁉⁉」
しの「だ、大丈夫、へーきへー、げほげほっ…」
俺「はぁっ⁉どこがだよっ‼」
しの「こんなの、ただのトメイドゥ、ジュースだよ…げほっ」

『パンッ!』

しの「え……」

呆然とする、しの
赤く染まった、俺の手のひら

俺はしのの頬に、ビンタをかましていた

229 1の代行 ◆/948E8cizM 2013/04/15(月) 02:03:17.27 ID:icXgWQOl0
しの「あ、あの…よ…よーす…
俺「ふざけんな!何が大丈夫だよ、こんな時までへらへらしやがって
!平気なわけねーじゃねーか、血吐いといて!」
しの「…ご、ごめ…
俺「謝んな!!」

俺はこのとき、生まれて初めてキレるという行為をした
どんなイタズラをされても、陰口を叩かれてもそんなことにはいたらなかったのに、このときのしのにだけは本当に抑えがきかなかった

230 1の代行 ◆/948E8cizM 2013/04/15(月) 02:04:49.37 ID:icXgWQOl0
でも結局この直後、またしのが吐血したことによってすぐ我に返った

床の血をふいて、しのも俺も落ちついたところで、しのからきちんと話を聞いて、大体の事を把握した

しのはストレスで胃に穴があいていた
しかもそれを誰にも言っていなかった

そして、そのストレスの原因は、過去にしのをいじめていた奴らから再びうけていた嫌がらせだった

250 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/19(金) 22:45:52.11 ID:wBksdvnc0
なぜしのが再び嫌がらせを受けているのか

発端は一ヶ月前
電車通学しているしのが、放課後いつもより1本遅い電車に乗ると、向かいの席にその女子たちが座っていた
咄嗟に顔をそむけたものの、タイミング悪く気付かれてしまい、それからというもの改札口や駅の駐輪場で待ち伏せされ、ねちねちとした嫌味を言われたり、ストラップを引きちぎられたり、さまざまなことをされている、とのことだった

現状を話し終えたしのは、朝会ったばかりのときに比べてまるで別人のようにぼろぼろだった
こんな状態の子を感情にまかせてぶってしまったんだと思うと、一瞬でものすごい量の後悔や罪悪感がふきよせてきた

俺「しの…さっきは本当に、ごめん!…俺何も気付けなかったのにぶったりして…」
しの「ううん、よーすけは悪くないよ、気にしないで」
俺「本当にごめん…俺最低だ…」

それから少しだけ沈黙の時間ができたが、他の部員がきたので俺としのはお互い目もあわせずに倉庫を出た
しのは早退させた

256 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 08:42:51.34 ID:2AFTGSLX0
翌日、しのはまたいつも通りの装いで学校に来た
ただ俺を見ると、少し表情を歪ませ、「ごめんね」と口を動かした
俺は口を開きかけて、でも何も返せなかった

その日1日、授業もうわの空で、俺はしのと出会ってから今までのことを思いかえしてみた

楽しいとき
うれしいとき
悲しいとき
辛いとき
怒っているとき
困っているとき

いつだって俺はしのの笑顔に見守られていたんだ
そう気付いた

そのしのの笑顔が少しずつ消えていっている今
俺にできること、ではなく、やるべきことがある

『しのを救う』
そう固く心に決めた

257 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 09:00:32.33 ID:2AFTGSLX0
昨日しのから話をきいたときのことを思い出す

相手の女子たちはみんな同じ地元のヤンキー校の生徒
しのといるときはたばこを吸っているものもいるらしい

色々考えて、俺は行動に出た

罪悪感にかられながらも、入部後初めて部活をサボり、家の近くにあるガストに行く
山盛りポテトを食べていると、後方から「おっす」と声をかけられた

俺「あぁ、久しぶり」
俺「悪いないきなり呼び出して」

そこには小学校からの親友である、あっくんがいた

258 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 09:22:04.74 ID:2AFTGSLX0
あっくん「別にいいよ、暇人だからwwあ、俺もポテト食べていい?」
俺「おう、食え食え!」
あっくん「やったwあ、そういえば鵜川に彼女できたってよ!」
俺「マジで!?あの鵜川に!?」
あっくん「しかも結構かわいいらしい」
俺「中学でテスト中に漏らしたあの鵜川が…」
あっくん「寝ぼけて教室の窓ガラスにつっこんだ鵜川が…」
俺・あっくん「wwwwwwwww」

あっくん「まぁリア充鵜川にはあとで呪いをかけるからいいとして」
あっくん「今日はどうしたわけ?」

俺はしのの話をする
あっくんは目をつぶってふんふんと聞いていた

俺「…ってわけでさ」
あっくん「…しのちゃん、いいこだな。血吐くレベルの辛さに笑顔でたえるなんて…健気すぎるだろ…ズッ」

あっくんが鼻をすする
見た目はクールな玉山鉄二だというのに、意外にも涙もろい

あっくん「つーかお前気付いてやれよ!馬鹿やろうが!」
俺「それは本当に後悔してるよ…」
俺「だから…絶対に救ってやりたい」
あっくん「お前って…いいやつだよな。やっぱ好きだわ」
俺「気持ちだけ受け取っておくww」

忘れていたけどあっくんはゲイだった

260 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 09:32:10.32 ID:2AFTGSLX0
あっくん「まぁ…ふられたのはショックだけど、俺にできることあったら力貸すよ」
俺「ごめんなwありがとう」

俺「実はさ、そのしのをいじめてる女子たちがお前のとこの奴ららしいんだよ」
あっくん「マジか!名前は?」
俺「○○、△△、□□、あと××ってやつらしい」
あっくん「あぁ!知ってる!」

あっくん「全員同じクラスだわ!!」

261 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 09:53:50.45 ID:2AFTGSLX0
あっくん「あいつら、嫌われてるよ」
あっくん「たいしたお顔でもねーくせして、俺好みの佐々木君に色目使いやがって…」

最後の部分はスルーして話をきくと

・ 授業をサボり、体育館裏でたばこを吸っている
・ 万引きしている現場の目撃者あり
・ 校内の隠れスポットで青少年に不適切なあんなことこんなことしまくり
などなど、ボロがでるわでるわでまさにドン引きカーニバル

なんでそんなにもあっくんが色々知っているかというと、あっくんが二年にしてそのヤンキー校のボス的存在だったから

馬鹿でゲイじゃなければ、あっくんは一般的には完璧イケメンだと思う

262 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 10:02:01.76 ID:2AFTGSLX0
あっくん「…よし、あいつらには俺もむかついてるし、全力で加担するわ」
俺「ほんとにありがとう。お前は一生親友だわ」
あっくん「何くせーこと言ってんだよww…照れるじゃん///」
俺「黙れwwww」
あやうくイケメンの恥らう姿にきゅんとしかけたのは秘密

それから一週間、あっくんとその仲間の全面協力によって、ついにその日がきた

264 名も無き被検体774号+ 2013/04/21(日) 10:16:58.53 ID:2AFTGSLX0
俺「しの!」
しの「む、どうされた?」
少し疲れ気味の顔のしのが、笑みをつくってふりかえる

俺「今日、お前と帰る」
しの「へ…?」
しのは一瞬ぽかんとした表情をうかべたけど、すぐにハッとして言った
しの「い、いやなんでさ、よーすけ電車つかってないじゃんっ」
しの「それにあのことなら私大丈夫だから、気にしないで!今日だって部活あるんだし、お腹すいて倒れちゃうよっ!?」
俺「倒れそうなのはお前だろ」
しの「いや…その、でも…」

しの「…たくないんだもん」
うつむいたしのの口から震えた声がきこえる

しの「見られたく…ないんだもん…私のよわいとこ…」
しの「馬鹿とか、キチガイとか思われてもいいから…よーすけには笑顔だけ…見せたいんだもん…」

265 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 10:34:49.99 ID:2AFTGSLX0
俺「俺はこんなしのの笑顔なんて見たくない。見たって嬉しくない」
俺「辛くて悲しいのに、それをむりやり笑顔でごまかしてるお前は嫌いだ」
俺「お前は俺のこと嫌いか?」
しの「嫌いなわけない…!」
俺「じゃあもっと泣けよ。頼れよ。八つ当たりされたっていい。」
俺「俺はお前の、心からの笑顔が見たいから。」

しの「…まったく、黙って聞いてりゃケツの青いガキがしゃらくせーことばっか言いやがって…」

しの「そんなこと言われたら…我慢なんてもう、できやしねえじゃねえか…うっ…ひっ…」

初めて見るしのの涙が、足元に吸い込まれるように落ちていく

俺「…何キャラだよ」
しのの頭に手を置くと、手のひらに熱が伝わる

しの「よーすけ…」
俺「ん?」
しの「…ありがとう」

涙でぬれていたけど、しのは穏やかな笑顔をうかべていた

280 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 21:04:22.49 ID:2AFTGSLX0
部活を終え、二人で駅に向かう

しの「…ねぇ、よーすけ」
俺「なに?」

しの「私さ、よーすけのことちゃんと信じてるよ」
しの「でも、でもさ……大丈夫、かな…」

俺「お前は心配すんな」
しの「うん…」

俺「俺は絶対お前を救うってきめた。男に二言は無いって言葉、知ってんだろ?」
しの「…うんっ」

それから二人で電車に乗ってしばらくの間体を揺らすと、しのがいつも降りる駅についた

俺「いるか?」
しのが改札口の方をそっと陰からのぞく
しの「うん…いるよ」
しのの視線の先には茶髪のいかにもな感じの女子たちが数人いる

俺「最初、一人でいけるか?すぐに俺も行くけど」
しの「…大丈夫」
しの「じゃあ…行くね」

しのが改札口をぬけると、すぐに女子たちが近寄ってきた
しのの制服や髪を引っ張りながら何かギャーギャーわめいている

膨れ上がりそうな感情を抑えて、俺も改札口を出た

281 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 21:19:25.23 ID:2AFTGSLX0
俺「こんばんは」

女子たちはしのを引っ張る手を止めてこっちを見た
全員「はぁ?誰こいつ?」と言いたげな顔をしている

俺「○○さんに△△さんに□□さん、それから××さん、だよね?」

女1「だったら何?今忙しいんだけどwww」
女2「てかなんで名前知ってんの、きもっwww」

俺「その子に手出すの、やめてくれるかな?」
できるだけ穏やかに、笑顔で言う

女3「はぁ?ww」
俺「聞こえない?その子に手を出さないでほしいんだ」
女4「お前に関係ねーじゃんww何言っちゃってんの?www」
俺「その子に手を出すな」
女1「何度もうぜーwwww早く消えろよwwww」
女子たちがまたしのをつかむ手に力を入れ、ぐいっと引き寄せる

女1「ねぇ、誰こいつ、キモいんだけど?」
しの「…」
女2「なに?お前の彼氏?ww」
しの「…違う」
女3「じゃあなんだよwwwwあ、ストーカー?ww」
女子たちがげらげらと笑う

すると、しのがニコリとして言った

しの「私のヒーローだよ」

284 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 21:27:26.37 ID:2AFTGSLX0
女1「ヒーロー?wwwwww」
女2「マジかよ、うけるwwwww」
女全員「wwwwww」

しのはにこりとしたまま何も言わない

女3「…何へらへらしてんだよ、むかつくっ」
女の一人が手をあげる

が、その手を後ろから一本の腕がつかんで止めた

女3「なにすんだよ!?…あ、え…?」

俺「よう」

あっくん「いやー待たせたな」

女の手を止めたのは、あっくんだった

288 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 22:06:45.83 ID:2AFTGSLX0
女3「え、ちょ…なんで戸澤くんが…!?(戸澤はあっくんの名字。仮名だけど)」
あっくん「なんでって、親友の呼び出し断るやつはいないだろ?」
あっくんがケータイをふりふりしてニッとする

電車に乗っている間に、あらかじめメールで呼び出しておいたからだ

あっくん「…4対1かー、卑怯だな~ww」
女3「ち、ちがっ…こいつが悪いから…!」
あっくん「いやいや、俺しっかり見てたしwww」
いきなり学校のボスが現れてうろたえる女子たち

あっくん「おい、よーすけお前止めなかったの?」
俺「いや、ちゃんとやめるように言ったよ?3回も」
あっくん「そんだけ言ってやめないなら、完璧に女たちが悪いよなぁ~」

ここであっくんが俺に向かってニヤリとする

あっくん「…おーっと、やべえ手が滑っちゃったwwwww」

そう言ってあっくんがばらまいたのは、女子たちの写真

たむろっての喫煙シーン、万引きの決定的瞬間、体育倉庫と思われる場所でのふしだらな行為場面…etc

よくもまぁこんなに撮ったなと思うほど大量の写真が宙に舞い上がり、人の行きかう駅の通路を覆うように落ちていく

女1「え…ぎゃあああぁっ!」
女2「やだぁっ!?なんで!?」
女3「はぁ、ふざけん、ちょ、やめて!!」
女4「いつ撮ったんだよ!?やめろ、ぎゃああ!!」

女子たちがわめきながら、必死に床にちらばった写真を拾い集める

あっくん「きたねーな~ブスがくさそうなパンツ見せながら四つんばいになっても欲情のかけらもでてこねーよ」
俺(いやお前元々女に興味ねえじゃん、修学旅行の風呂で興奮しまくりだったじゃん)

あっくん「おーい、そんな必死になってかき集めても無駄だぞ~」
あっくん「データはこっちが持ってんだから、校長に渡す写真なんてすぐできるしwww」

女全員「!?!?!?」

290 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 22:20:58.73 ID:2AFTGSLX0
女1「こ、校長って…は…?どーゆーこと…?」
あっくん「ん?あれ、知らなかった?」

あっくん「俺のおじさん、俺たちの学校の校長せんせーだから♪」

あっくん「こんな写真、ほんのちょびーっと見せただけでも退学確定だな」
あっくん「よかったじゃん、お前らいっつも学校だりーって言ってサボってたしww」

女2「やめて!!お願い、見せないで!!」
あっくん「えー?でももう遅いかもな~」

あっくん「俺の友達もおんなじのもってるし、誰かがうっかり学校で落としたりしたら…」
女3「お願い!なんでもするからやめて!」

あっくん「あぁ?なんでお願いするのに土下座もないし、くださいってつけねーの?おめーら俺のことなめてるわけ?」
女3「お、お願いします!!やめてください!!」

女子たちが全員土下座の格好で懇願する

俺があっくんをあらためて恐ろしい子だと認識している横で、しのはぽかーんとしていた

292 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 22:28:42.16 ID:2AFTGSLX0
あっくんがこっちを振り返って言った

あっくん「どーするかは二人が決めなよ」
あっくん「俺腹減ったもんでちょっとサイゼリヤ行ってくるわww」

あっくん「あ、お前ら俺がいないからってまた調子こいたら、すぐ校長せんせにメールしてやるからな?覚えとけよ~」

女全員「…は、はい……!」

あっくん「んじゃあまたあとで~」
俺「おう、ありがとな」
あっくん「いいって、気にすんなー」

ひらひらと手を振ってあっくんはその場を去って行った

296 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 22:50:08.71 ID:2AFTGSLX0
俺「…俺から言いたいのは一個だけ」
俺「二度としのに関わるな」

俺「もし次、ささいなことでもしのに何かしたら…そんときは俺が一人で、お前ら全員にしのが受けた以上の苦しみを味あわせてやる」

俺「…いいな?」

女子全員「はい……」

俺「しの、お前はどーする?」

しの「私は…」

しの「私は同じようなことを他のひとにも絶対にしないって約束してくれるなら、それでいい」

俺「本当にそれでいいのか?」

しの「…うん、いい。」

しの「あ、でもやっぱり言わせてほしいことがある」

しのが女子たちに近づいて言う

しの「他のひとにもしないでっていうのはね、される子のためでもあるけど、それだけじゃないよ」
しの「女ちゃんたちの大事な人が悲しむから。それが一番。」

女全員「……」

しの「じゃあ…私たちもサイゼリヤ、行こっか?」
俺「…そーだな」

女子たちを残して、俺としのはあっくんのいるサイゼリヤへと足を向けた

298 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 23:04:30.78 ID:2AFTGSLX0
サイゼリヤではあっくんがマルゲリータを薄い薄いといいながら、切らずに齧っていた
俺としのが向かい側の席につく

俺「今回はほんとにありがとな」
あっくん「んあ?だからいいって、親友なんだからさ~」
あっくん「あ、恋人ならもっといいけどww」
俺「黙れwwww」
あっくん「じ、地味に傷つく…」

しの「あ、あの!あっくん殿!!」
しの「本当に、ありがとうございました…!礼を言っても言い切れぬほどでございますっ」
あっくん「お、おうwww」

あっくんが俺に耳打する
あっくん「なんか面白い子だなww」
俺「まぁ面白いっつーか変人だけどなw」
あっくん「でもきれーな子じゃん。あの子になら…俺のよーすけを取られても…いいぞ」
俺「おい、待て、いつから俺の所有権がお前にわたったことになってんだ」

でもなんだかんだであっくんとしのは仲良くなってた
しのは同性愛とかにまったく嫌悪感を抱いていないようで、あっくんの理想のタイプについての話をものすごく熱心に聞いていた

余談だけど、この日の支払いはなぜか全部俺持ちでした…orz

300 名も無き被検体774号+ 2013/04/21(日) 23:08:15.23 ID:5U2nOVyh0
しの苛めてたやつらはどうなったの?

302 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 23:20:09.04 ID:2AFTGSLX0
>>300
写真は流出しなかったけど、今回の一件をあっくんの後輩たちが「先輩かっけー!」って感じに周りに話してすぐ噂が広まったらしい
女子たちはそれからずっと居場所なかったっぽいけど、あっくん的には好みの子にちょっかい出されなくなったから満足だったってさwww

301 名も無き被検体774号+ 2013/04/21(日) 23:10:59.44 ID:kGpdYU6V0
大分前の話だが、コクられたときなんで断ったの?

303 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/21(日) 23:26:16.30 ID:2AFTGSLX0
>>301
実は俺もゲイ…

ってわけじゃなく、この後の話にも書くかもしれないけど、しのの存在は友達以上であり恋人以上でもあったんだと思う
当時は自分の気持ちが整理しきれなかったからぼんやりしてたんだけど、しのは俺の中で友達の枠も恋人の枠も超えてしまってたから、っていうのが答えかな

わかりにくかったらごめん

314 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/22(月) 21:17:49.63 ID:+/IIDqGa0
じゃあこれから学校祭編書いてこうと思います

ゆっくりだから気長にお願いします

315 名も無き被検体774号+ 2013/04/22(月) 21:19:24.14 ID:+/IIDqGa0
高校3年生の4月になった
部活は二回戦敗退で早々に引退が決まり、三年にとって残す大きなイベントは6月の学校祭のみとなった

徐々にクラス内での役割も決まり始めたころ、しのが俺の教室にきた

しの「おはこんにちはーっ!よーすけくんはおられますかな?」
俺「おう、どーした?」
しの「ん?ちみ太ったかい?」
俺「失礼な、まだ引退して間もないのにそう早く肉がつくか!」
しの「おっと失敬失敬wwえーと…何しにきたんだっけ…」
俺「ものの数秒で忘れるってことはそうたいしたことじゃないな」
しの「ぬっ…なにを…!!…いや、確かにたいしたことじゃなかったかも…」
俺「ほらな」
しの「あ、思い出した!」

しの「文化祭のステージに出よう!バンドで!」

319 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/22(月) 21:36:15.62 ID:+/IIDqGa0
俺「…しのさん」
しの「はいよっ」

俺「全然たいしたことじゃないじゃねーか!!」

しの「いやいや、よく考えたらみんなで楽器ひいて歌うとこを見てもらうだけだし、そうたいしたことじゃないかなーと」

俺「…いいか?まず二人じゃ絶対無理だからメンバー集めしなきゃいけないじゃん?」
しの「あ、そか」
俺「そんで集まったら曲決めなきゃじゃん?」
しの「うむうむ、そーじゃな」
俺「それから練習して仕上げなきゃいけないじゃん?」
しの「うわ~大変そう…」

俺「いや、お前が持ちかけてきたんだろうが!」
俺「これだけの行程をあと2ヶ月でできるか?」

しの「………なせばなる!」

結局、しのの謎の自信に満ちた説得に俺はなんだかんだ巻きこめられ、バンドで文化祭に出場することが決まった

326 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/24(水) 17:33:23.79 ID:2HP0nLRl0
曲はその当時俺としのがハマっていた洋ロックの簡単なのを三曲やることにした。

書き忘れてたけどしのはギター、俺はギターとベースができる。
ただそのときのしのは手を痛めていたからボーカルになった。
俺はギター。

それから俺たちの他にドラムとベースができる元同じバスケ部員だったやつに助っ人を頼み、練習が始まった。

そーいえばしのの歌って聴いたことないな~なんて思いながら伴奏をする。

しのが歌い始めた瞬間に、メンバーの目が見開いた。

超がつくほどうまかった。

あと次に

てか声低っ!!と思った覚えがある。

328 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/24(水) 18:35:56.76 ID:2HP0nLRl0
俺とほかのやつがぽかんとしているのに気付いたしのが歌うのをやめた。

しの「え?なになに?なんかおいどん間違えたでごわすか!?」

俺「いや…何かしたっていうか…」

なんとも言えずに他のやつと顔を見合わせる。

しの「あ、もしかして音間違えたでごわすか!?やっちったのう…」
しのがしゅんとする。

俺「いや…お前なんてゆーかそのー…うますぎてびびった」

しの「へ?」

俺「あとしゃべるときと声違いすぎるし。」

しの「あーよく言われる言われるっ!自分じゃようわからんのだがのうww」

あっははーという感じにしのが笑う

しの「でもよかった~下手って言われなくて!」

それからまた練習を再開したけれど、何度かしのの歌に驚いて手が止まったりしてしまった。

たぶん俺が今まで聴いてきた人では一番だと思う。
それぐらいしのの歌はうまい。

329 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/24(水) 18:45:11.68 ID:2HP0nLRl0
なんだかんだで中間考査を終えて、ついに6月。

学校祭の日がやってきた。
俺の学校は1日目に文化祭、2日目に体育祭っていうまぁごくごく普通の日程。

でも午後にあるステージのことを考えるとずっと緊張がほどけなくて、そわそわしっぱなしだった。

午前中に出場するバンドはそれぞれリハーサルをすることになっていたので、集合場所に行くと、まだ他に誰も来ていない体育館裏に、なんだか見知らぬイケメンがいる。

うわぁーあんなやつも出るのか~…おいしいとこ持ってかれたら嫌だなーなんて思いながら近づいていくと、そのイケメンがこっちに気付いて振り返った。

ん?なんだ、なんとなく見たことある…
と思ったのもつかの間、イケメンが手をふりあげ、

しの「いよう!よーすけくん!」

…まさかと思ったが、そのまさか。

イケメンの正体はしのでした。

330 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/24(水) 18:53:12.54 ID:2HP0nLRl0
しの「あ!すごい発見!“いよう”と“よーすけ”ってつながるじゃん!」
しの「いようすけ!!wwww」

しの「あ、おはよーすけ!」
しの「ごきげんよーすけ!!wwww」

俺「…………」

しの「む、動揺すけ?」

俺「…お前、何やってんの?」

しの「え?調子にのってるんだよ?」

俺「その格好だよ!なんで男の制服着て髪の毛までイケメンヘアに仕立て上げてんだ!?」

しの「ふっふーん!かっこいい?ハンサムボーイ?」

俺「どこのイケメンかと思ったわ…」

しの「イエイイエイッほめられちったぜ!」

しの「ほら、やっぱロックだから男っぽい方が渋く決まるかなと」

俺「えー…しのさん思い切りましたね…」

しの「まぁそれは理由の半分ね」

俺「え?もう半分は?」

しの「だって私、クラス対抗の男装コンテストの代表だし」

331 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/24(水) 19:01:51.18 ID:2HP0nLRl0
そういやそんなものもあったなとそこで思い出す。

しの「だから先に売り込んで票数を得ようっつー作戦でげすよ、だんな」

俺「それ全部自分でやったの?」

しの「ううん、クラスのおなごたちがやってくれた」
しの「髪の毛も短いから古典の佐々木せんせみたいにヅラかぶんなくていいしね」

俺「おいっ!!それはタブーだろ!!」

しの「あ、ついうっかり…」

俺「にしても頑張ったな、女子たち」

しの「そらそうでしょ~」

しの「だって優勝したクラスの女子全員に映画のペアチケットもらえんだよ?そのせいでどこのクラスも燃え上がりまくっとりますよ」

俺「マジか!太っ腹だな、学校も…」
俺「てか女子だけかよ、ずりー」

しの「じゃあよーすけも女装コンテスト飛び入りすれば?」
しの「そっちは自由参加みたいだし」

俺「いや、丁重にお断りします」
俺「ん?なんで男装は絶対で女装は自由なわけ?」

しの「あー…今の生徒会長さんの趣味…らしいよww」

ツインテールの、いかにもそっち系に走っている生徒会長の姿を思い浮かべて納得した。

332 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/24(水) 19:13:18.47 ID:2HP0nLRl0
その後、リハーサルも無事終え、本番があともうすぐというところにせまった。

俺「うわー…やばい緊張してきた」

ドラム「俺も…スティックが手汗ですべったらどうしよう…」

ベースのやつは無言で貧乏ゆすりしながらボンボンやってた。

しの「…ぐあっ!また向き間違った!!」

俺「こんな空気の中テトリスに熱中なさるなんて、イケメンさんは余裕ですな」

しの「これさっき景品でもらったんだよ~!ふんふーん♪」

俺「お前は将来大物になるな…」

少しして係りの人がこっちに叫ぶ。

『そろそろ出番控えてくださーい!!』

ついに順番がきた。

舞台袖にいくと前のバンドの演奏が聞こえ、緊張が高まる。

最後のフレーズと歓声があがると、ステージに上がるように指示された。

しの「おっし!最高なステージ見せ付けてやろうぜ!!」

しの「行くぞお前たち!!」

「「おう!!」」

334 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/24(水) 19:26:49.03 ID:2HP0nLRl0
ステージに上がってからの記憶はあまりない。

ただ焼きついているのは、しのの男装姿に上がった黄色い声、演奏が始まってから歌までの妙な静けさ

そしてしのの歌声に湧き上がったものすごい歓声

一面うすぼんやりと白いフィルターがかかっているような、舞台から見下ろした景色

それからまだ6月なのに、むわっとした熱気につつまれていたこと

気が付くとステージは終わっていて、さっきまでの暑さが嘘みたいに風がひやりと感じられた。

ドラムとベースのやつは少し離れたとこで、彼女にかっこよかったと言われてデレデレしていた。

しの「…やりきったねぇ…」

俺「だな…」

しの「私、よーすけと出るのが夢だったんだ…」

俺「夢ってまた大げさな…ww」

しの「ううん、ホントに」

しの「だから…夢かなえさせてくれてありがとう」

しのがにこっと笑う

俺「…言うことまでイケメンぶんな」

『ビシッ』

しの「あいてっ!!なにさ、こちとら感謝してるのに…」

照れくささを思わずデコピンでごまかしたけど、本当は俺もうれしかった。

そのときのしのはニヤニヤしてたから、たぶんバレてたんだろうけど。

338 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/24(水) 20:35:09.00 ID:2HP0nLRlI
その後行われた男装コンテストは予想通りというか、二位に圧倒的な差をつけてしのが優勝した

俺は俺でバンドで出たことでやや時の人になり、翌日の体育祭でもちょいちょい声をかけられたりなんかした

人気者は人気者でいつも大変なんだなと思った

体育祭はまぁ特筆することはないかな…

しいていうなら古典の佐々木先生のカツラが少しずれていたのに、本人が気付いていなくて周りが笑いをこらえるのに必死だったとか

借り物競争で俺の引いた紙に“美人”とかかれていたから、近くにいた数学の性格きっつい三十路先生つれてったらしばらく機嫌がよかったこととか

そのぐらいしか覚えてないや

339 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/24(水) 20:45:24.74 ID:2HP0nLRlI
さて、しのの男装コンテスト優勝によってクラスの女子全員に映画のペアチケットが配給された

そんでもって俺は少し期待してた
しのが映画に誘ってくれるんじゃないかって

だってわかるだろ?男性諸君
過去に告白されて、俺とバンドやるのが夢だったって言ってくれたら

ほぼ確実に誘いが来るんじゃないかって、期待したっておかしくないだろ?

しののことふったじゃねーか!ってつっこみあるかもしれないけど

恋愛感情があろうとなかろうと、やっぱり女の子から何かしら誘ってもらえるのは男にとっちゃ嬉しいもんだからさ

男はまったくもって馬鹿な生き物です

まあそんなわけで、周りで他の女子が気になる男子をこっそり映画に誘っている中

馬鹿な俺はなんともないようなふりを装って、しのからの誘いを待っていた

だけど

3日たっても誘いはなかった

340 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/24(水) 20:51:33.28 ID:2HP0nLRlI
一週間たったころ、それとなくしのに聞いてみることにした

俺「あのさ…お前が優勝してもらったチケットあるじゃん」

しの「あーありますな、映画のペアチケッツというなんだか豪勢なそれが」

俺「お、お前はそれ、どーしたの?」

しの「あぁ、それなら」

しの「あっくんにあげたよっ!」

341 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/24(水) 20:55:14.89 ID:2HP0nLRlI
俺「は?あっくんに?なんで?」

しの「だってチケットの期限中に見たいやつなかったし」

しの「それにほら、最近あっくん彼氏できたからデートにどうかなーって!ナイス気遣い!」

いつのまにかあっくんに彼氏ができていたらしい…

342 1 ◆rvw3dStrI6 2013/04/24(水) 20:57:30.26 ID:2HP0nLRlI
俺の淡い期待が打ち砕かれたところで、学校祭編は終了です

けっこうはしょって書いちゃったから、なにか質問あったらどうぞ

438 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/01(土) 07:16:13.48 ID:vLubyB2oI
学校祭が終わったとこまで書いたから、残りの高校生活を書くべきなんだけど、これといって大した出来事もなかったんだよなぁ…

小出しの話でいいならいくつか書けるけど、それじゃダメかな?
あともしかしたら夜になるかも

439 名も無き被検体774号+ 2013/06/01(土) 12:25:08.75 ID:+4XrW3z80
>>438
いいですよ。
途中で投げ出す人が多いので、ちゃんと最後まで書ききってくれることを望みます。

442 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/01(土) 22:54:49.19 ID:vLubyB2oI
とりあえず
・夏休みのこと
・誕生日の話
・受験~卒業の話
を書こうと思う

相変わらず亀筆&駄文だけど見てくれたら嬉しいです

444 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/01(土) 23:23:22.87 ID:vLubyB2oI
夏休みの話

学校祭も終わって夏休みになった
夏休みって言ってもまぁ、受験生だから休む間なんてほとんどなかったから
学校で夏期課外→塾→家で勉強、のローテーションだった

暑い中朝から学校に行くのは正直しんどかったけど、学校には友達もいたし、課外の教室の席はしのが隣だったから、なんだかんだぶつくさいいながらも毎日行ってた気がする

お盆も近づいたころ、しのがものすごいニコニコ顔で(口の端にふりかけついてたけど)俺を見てきた

俺「なに?」
しの「ぬっふっふ…お主、これが何かわかるかい?」
そう言って紙切れを頬にペチペチされた

俺「…肩たたき券?」
しの「私は磯野家長男坊か!ほら、よく見なさい!」

俺としのが好きなバンドのライブの日程が印刷された紙だった

445 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/01(土) 23:25:18.99 ID:vLubyB2oI
俺「これがどーしたんだよ」
しの「ほら、この日!課外ないでしょ?」

俺「…まさか……」
しの「行くぞぉっ!」

俺「いや、でも俺ら受験生だよ?受験生の夏は重要だって先生が…」
しの「だからこそ!行くのだよ!」
しの「大切な時だからこそ気を張りすぎちゃだめなのさ!最近の君はどうも根を詰めすぎのように思われる!」

そのころ模試の結果なんかがあまり良くなくて焦ってたのは事実だった
確かにちょっとくらい息抜きしてもいいかもな、と思い、結局そのライブに行くことにした

446 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/01(土) 23:32:25.57 ID:vLubyB2oI
ライブ当日、その日は塾もなかったのでけっこう早めにしのと待ち合わせをした

待ち合わせ時間から10分ほど過ぎて、しのが走ってきた
しの「ごめん!待ったかい?」
俺「ちょっとだけな」
しの「ちがーう!そこはもっと女の子らしく『ううん、私も今来たとこっ(ハート』ってやってよー!」
俺「勝手に人の性別を変えるでない」

なんだかよっぽどその待ち合わせごっこがしたかったらしく、ちょっとの間むくれていた

447 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/01(土) 23:39:17.67 ID:vLubyB2oI
とりあえず二人で並んで歩く

俺「んで、まだだいぶ暇だけどどーする?」
しの「うーむ、どーしようかのう…あっ!」

しの「あれ!あれやってみたいっ」

しのが指さしたのはゲーセンの中のプリクラの機械

俺「え、お前撮ったことないの?女子ってこーゆーの好きじゃん」
しの「あいにく女友達なるものは皆無ゆえになぁ」
俺「あー…別に撮るのはいいけど、俺も撮り方知らないよ?」
しの「そこはなんとかしよう!さぁ、出陣だー!」
俺「へいへいほー」

449 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 08:15:03.20 ID:t4QaunYH0
プリクラの機械の中は照明が眩しくて、ものすごく蒸し暑かった覚えがある
やたら音とかでかかった気がするけど、そんなもんなのかな?

初体験同士あたふたしながら写真の枠?を選んで、ポーズも表情もなんだかいびつなものばかりになってしまった

だけど最後の一枚を撮る時、ふいにしのが腕にしがみついてきた

俺「え、ちょ、何なに…⁉」
しの「よいではないか、減るものじゃないのだし…!」
結局そのままで撮った

印刷されたプリクラを半分にして、しのが渡してくれた

しの「はいよっお兄さん!」
一枚だけ、俺としのが密着してる写真にやっぱり目がいき、ちょっと恥ずかしくなった
俺「なぁ、なんでさっきいきなり…」
と言いかけて、あることに気づく

俺に背を向けてるしのの耳が真っ赤だった
俺「…しの」
しの「な、なんでやんすかっ」
俺「お前…照れてんの?」
しの「そ、そんなことなかろうに!」
俺「耳、真っ赤」
しの「…だ、だって他の人は皆こうやって撮ってるからやってみたかったのだよ!まさかこんな…」
この後はごにょごにょ言ってよく聞こえなかったけど、あえてツッこまなかった
素直にそのときのしの、かわいかったなと思う
10分後ホッケー見つけて元の調子に戻ってたけどw

ちなみにうとい2人は落書きは有料だと思いこんでいたために、しませんでした

451 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 08:45:18.96 ID:t4QaunYH0
ゲーセンを出て、そのあたりをブラブラしたらちょうどいい時間になったからライブ会場に向かった

しの「うっひょひょ~人がいっぱいでい!」
俺「ヤバい、テンション上がってきた!ww」
しの「テンソンMAXコーヒー激甘!!」

この『テンソンMAXコーヒー激甘!』はしのが考えた、最高に気分が高まった時の表現らしい

ライブはひたすら跳んで頭振ってた記憶しかないw
会場出た時には2人とも燃焼しきって、真っ白な灰状態

しの「最高でしたなぁ…」
俺「たぶん人生で一番燃え上がった日だわ…」
しの「同じく…」

駅のホームで別れるとき、しのが何か差し出してきた
グッズのタオルだった
俺「え?くれんの?」
しの「うん、

452 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 08:49:38.14 ID:t4QaunYH0
今日一緒に来てくれたから、お礼!」
俺「いや、こっちこそ楽しかったよ、誘ってくれてありがとう!」
しの「にひひっ…あとね」
俺「ん?」
しの「プリクラ!嬉しかった!」

しの「おっといけねぇ、電車が来ちまった!じゃあまた学校でっ」
俺が何か返す間もなく、そう言って電車に乗りこんで行ってしまった

456 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 18:03:08.25 ID:t4QaunYH0
次の日はお互い筋肉痛で、課外の間ずっとガチガチしてたw
帰りがたまたま一緒になったからガリガリ君買って2人で食べたことをなぜかはっきり覚えてる

とりあえず夏休みの話はこれで終わりです

何か質問あったらどうぞ

457 名も無き被検体774号+ 2013/06/02(日) 18:43:21.67 ID:5/ue4P5i0
誰のライブをみにいったの?

459 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 20:40:49.71 ID:t4QaunYH0
>>457
ガガガSPっていうバンドです

458 名も無き被検体774号+ 2013/06/02(日) 19:45:54.59 ID:jHNPZfor0
結局しのとは付き合ってないの?

460 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 20:43:22.39 ID:t4QaunYH0
>>458
その件はとりあえず一通りの話が終わってから答えるってことじゃだめかな?
頑張ってできるだけ早く書ききるから、待っててもらえると嬉しい

461 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 20:56:26.27 ID:t4QaunYH0
用事が済んだので今からまた書いていきます

・誕生日の話
10月は俺の誕生日があるんだけど、恵まれたことに友達が毎年祝ってくれるんだ

誕生日当日、朝教室に行くとすでに友達が待っててくれていた

友1「ハッピバースデーよーすけー!」
俺「おおっ、ありがとう!」
友2「これでお前もようやく18禁コーナーに人目を気にせず入れるな」
俺「おい、今までこそこそ入ってたみたいな言い方すんなw入ったことないわww」

もらったプレゼントを開けながら騒いでいると、隣にいた友達の1人がボソっと「おせーな…」と言ったのが聞こえた

俺「え?なにが?」
友「あ、いや、別に…「おまたせー!!」

友達の声を遮って教室に飛び込んできたのは、しの

462 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 21:03:23.65 ID:t4QaunYH0
友達「おせーよ、しの!」
しの「いやーすまぬのう、色々とやらかしちまってなぁ」
俺「??」

きょとんとしている俺に気づき、しのと他の友達が顔を見合わせた

しの「…よーすけ」
俺「?」
しの「…お誕生日、おーめでとうっ!」
と、しのが持っていた箱を開ける

箱の中身はケーキだった

463 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 21:20:33.41 ID:t4QaunYH0
俺「え…これどーしたの…?」
しの「聞いて驚け!見て笑え!」
友「いや、笑っちゃだめだろw」
しの「あ、そかw」

しの「これはだね…あっしの手作りでやんすよ!」
俺「…マジで⁈てっきり店で買ったものだと思ってた!」
友「しのって変人じゃなきゃ完璧だよなw」
しの「いやーとりあえず昔から主婦力だけは蓄えておりますゆえにっ」
ちょっと得意顔のしの

俺「あれ、でもさっき色々やらかしたってのは?」
しの「あぁー…実は久しぶりにケーキなんて作ったから、焼く温度間違えてその…」
しの「…一度炭をこしらえてしまいましてな」
全員「炭wwwww」
しの「に、二度めは成功したんだからいいじゃねえかいっ!ほら、早く皆で食べよっ!」

しのの作ったケーキは普通に、いやすごくおいしくて皆に大絶賛された

ちなみにしのから他にもプレゼントとしてドラムスティック(エアドラムを極めろとのことだった)と

もったいないから、と炭ケーキを押し付けられた
本当に炭だったww

腐らないからと言われたから、探せばまだ残ってるかもしれないw

464 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 21:21:47.24 ID:t4QaunYH0
短いけど、誕生日の話はこんな感じ

少ししたら受験~卒業の話書きます

465 名も無き被検体774号+ 2013/06/02(日) 21:45:55.26 ID:5/ue4P5i0
卒業でおわり?

466 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 22:36:00.25 ID:t4QaunYH0
>>465
高校の話は終わるけど、少しだけその後の話も書くよ

468 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 22:55:15.64 ID:t4QaunYH0
受験~卒業の話

受験生の冬が来て、周りも本格的なムードになり、俺は東京の私立、しのは地方の国公立を第一志望で勉強していた

でも、しのはセンターの日に少し体調を崩したせいでうまく点が取れなかったらしく、私立に第一志望を変えた

二月半ば、俺としのは無事第一志望に合格した

なんと2人とも、都内の同じ区にある大学に決まった

ギリギリまでお互いの志望校を知らなかったからびっくりしたけど、もっと驚くことがあった

あっくんまで都内の大学に合格していたww

469 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 23:03:12.21 ID:t4QaunYH0
俺「お前、大学受かったの⁉てかまず受けれたの⁈お世辞にも頭良いとはいえない成績だったのに…」
失礼な言い方に聞こえるかもしれないけど、実際あっくんの通ってたヤンキー校は、大学進学率が地域で最低だった

あっくん「まぁな、苦労したわ~三流大だけどww」
俺「いやでも十分すげーよ!少なくとも二年までは大学行く気皆無だったのに!」
あっくん「だってお前もしのも大学行ったらつまんないしさー」

あっくん「それに……独り身に戻っちゃったし」
どうやら彼氏には少し前にフラれたらしかった

あっくんの大学は、俺としのの大学のある区の隣の区にある所だった

470 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 23:07:36.21 ID:t4QaunYH0
あっくん「やっぱ愛の力って、偉大だよな」
俺「ちょっと待て、なんで俺を見つめるんだよ」
あっくん「よーすけ…俺、やっぱりお前のことが1番…
俺「ごめんなさい」
あっくん「はえーよ!」

あっくんが拗ねてしまったから、仕方なくよしよししたらどーにか機嫌直してくれた

471 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 23:14:21.83 ID:t4QaunYH0
大学決まってからは手続きしたり、ぼちぼち引っ越しの準備とかして、あっという間に卒業する日になった

卒業式ではなんと答辞をしのがやった
先生たち曰く、『あいつが1番肝すわってるからなw』と

あんなに長い間、真面目な顔と口調で話すしのを見たのは初めてだった
内容も思わず泣いてしまいそうになること言ってて、不覚にも俺も少し泣かされてしまった
でも所々笑いもあって、良い答辞だった

473 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 23:42:55.81 ID:t4QaunYH0
卒業式のあとは、一年生の時のクラスメートで集まった
三年のクラスよりも、一年の時のが俺も皆も思い出深かったみたいで、ほとんどのメンバーが集まった

写真撮ったり、大学の話なんかをして、名残惜しかったけど解散した

友達の大体はまだ受験が残っていたから早々に帰ってしまったので、1人で校門を出ると、後ろからしのがついてきた

俺「卒業しちゃったなぁ…」
しの「卒業、してもうたねぇ…」
俺「早かったな、なんだか」
しの「そうだね、あっという間だったよ、この三年間」
俺「お前が入学式の日に教室の戸にぶつかったことが最近あったことみたいだよw」
しの「けっこう頻繁にぶつかってるから、あながち間違いでもないよw」

不思議なことに、周りには誰もいなくて、
俺としのだけが、桜の並木通りを歩いていた

少しの沈黙のあと、しのが口を開いた

しの「よーすけ…ありがとう」
しの「よーすけがいなかったら、きっと私はいつまでも今の私にはなれなかった」

しの「私が辛い時はいつもよーすけが助けてくれたし、ちゃんと私のいけない所も怒ってくれた」
しの「ビンタしたのも、よーすけだけだったよw」

俺「あー…あの時は、ほんっとに悪かった…!ごめん!」
しの「別に怒ってないよw…嬉しかったし」

しの「私のこと、そんなに真剣に想ってくれる人、今までいなかったからさ」
俺「家族もいるだろ?」
しの「…親は…なんていうかその…私に興味がないみたいだから」
俺「え…」
しの「いや、必要なお金とかは出してくれるし、最低限のこともしてくれるからすごくありがたいと思ってるよっ」

しの「…ただ、ちょっと寂しかったんだよね…」
しの「家に帰っても誰もいなくて、その日あったこととか、悩みも話せなくて…」

しの「でも、よーすけがいたから頑張れた。いつも楽しかった。」

しの「高校に入って、女の子とはやっぱりそんなに仲良くなれなかったけど、いっぱい友達ができて、良い人にも恵まれて」

しの「だけどその中で、やっぱりよーすけだけは特別なんだ」

しの「私は、よーすけが好き」

475 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/02(日) 23:52:16.25 ID:t4QaunYH0
二年前に告白されたときとは違って、俺は取り乱すことなく、落ちついていた

俺「俺さ、お前から告白されてからも、ずっと『友達』って関係を続けてきたよな」

しの「…うん」

俺「ここ最近、考え直してみたんだ」
俺「俺はしののことを、本当はどう思ってるのか」

俺「結論、俺はしのを友達とは思ってない」

しの「…えっ…」

俺「だけど、親友でもない」

俺「ただただ、大事なんだと思った」

俺「友達って枠にも、恋愛対象の枠にも収まらないくらいに、お前が大事なんだ」

476 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/03(月) 00:02:04.44 ID:iYTDhXu40
俺「だから、これからもしのをずっと大事にしていきたい」

しの「…ありがとう」

俺「でも」

しの「でも?」

俺「…たぶんこの『大事』って感情は、客観的に見たら『恋愛感情』に限りなく近いものなんじゃないか、とも思う」

しのの顔をまっすぐ見た
ぽかんとしたしのの表情を見たら、自然と口角が上がった

一回だけ、小さく深呼吸して言った

俺「俺も、しのが好きだよ」

479 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/03(月) 00:20:15.16 ID:iYTDhXu40
しの「それは…真のことにござるか…?」

俺「わたくしは天性の正直者にございますの、お侍さま」

俺「だけど、まだ少し言いたいことがあるんだ」

しの「うん、聞くよ」

俺「しばらくの間はこのままでいたい」

しの「…しばらくってどのくらい?」

俺「大学を出るまで」

俺「きちんと責任を持って、しのの全部を受けとめれるようになりたい」

俺「長い時間だけど、しのがそれまで待てるなら、その後は絶対何があっても一緒にいよう」

481 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/03(月) 00:28:55.21 ID:iYTDhXu40
しの「ずっと、待つよ」
しの「それまでに私ももっともっとよーすけを大事にできるようになる」

しの「だから…」

しの「あらためて、これからもよろしくお願いします…!」

俺「…こちらこそ!」

482 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/03(月) 00:29:44.03 ID:iYTDhXu40
高校までの話は

483 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/03(月) 00:32:00.36 ID:iYTDhXu40
これで終わりです

こうして文章にすると、高校卒業したばかりのくせにプロポーズまがいのことをしていてすごく恥ずかしいww

480 名も無き被検体774号+ 2013/06/03(月) 00:24:31.16 ID:GoFbp1Q/0
まだお預けかーしのはもう結構待ったんじゃない?

484 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/03(月) 00:37:33.15 ID:iYTDhXu40
>>480
後で少し書くつもりなんだけど、このままって言いながら厳密にはそれまでと同じではなかったよ

ただ、なんていうかな、いきなり「じゃあ今から俺たちの間柄は〝恋人〟です!」って切り替わるのは軽すぎる気がして
あくまで俺の個人的な考えだけど

だから大学卒業するぐらいまでに、徐々に関係を縮めていって、そこまでたどりつけたらなって思ったんだ

485 名も無き被検体774号+ 2013/06/03(月) 00:40:03.58 ID:t3Pieu2L0
てことは現在でもしのとは付き合ってないの?

486 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/03(月) 00:51:34.38 ID:iYTDhXu40
>>485
そうだね
恋人未満ってことになるのかな

キスとかはするよ

489 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/03(月) 06:19:07.00 ID:iYTDhXu40
じゃあ締めくくりとして現状をぼちぼち書いていこうかな

今俺としの、そして、あっくんは同じアパートの三部屋に

【俺】【しの】【あっくん】
↑この順で住んでます

よく真ん中のしのの部屋に集まってご飯食べたり、話したりしてる

あっくんは最近また彼氏ができたらしい
岡田将生似のイケメンだとかなんだとか

490 名も無き被検体774号+ 2013/06/03(月) 07:44:28.74 ID:ZHbB5hml0
なんかグッと来ちゃったよ
しのとのキス(その他)kwsk

492 名も無き被検体774号+ 2013/06/03(月) 20:37:57.54 ID:iYTDhXu40
>>490
その他w

正直に言うと、俺としのはまだ身体的な一線は越えてない

しのもさばけてる方だし、お互いあからさまにイチャつくのはあまり得意じゃないから、基本的には一緒に遊んだりのんびりしたり、高校の延長って感じかな

ただたまーにやたらキスせがんでくるときがあって、なんか猫みたいだよw

491 名も無き被検体774号+ 2013/06/03(月) 14:33:09.49 ID:WPdymATq0
ご近所さんどころかある意味ひとつ屋根の下なんだw
いいね。

493 名も無き被検体774号+ 2013/06/03(月) 20:39:06.42 ID:iYTDhXu40
>>491
3人仲良く暮らしてるよ
あっくんの彼氏が今度初めて来るみたいw

496 名も無き被検体774号+ 2013/06/03(月) 20:45:10.25 ID:LH6E31xL0
しのちゃんは未だにあの話し方なの?

あと、ブラのサイズ

497 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/03(月) 20:50:15.84 ID:iYTDhXu40
うん、たぶん一生変わらない気がするw

なんかしのにはスイッチがあって、真剣なときとか心が異常に落ちついてるとき?には普通の口調なんだけど、普段や焦ってるときには例の変な口調になるスイッチが入るって前に言ってた

しのさんは貧乳なのでおそらくA
見る限り形は良さそうだけどね

498 名も無き被検体774号+ 2013/06/03(月) 20:57:00.85 ID:CMpP5+nP0
最近のしのの面白い行動&発言ベスト3を

500 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/03(月) 21:07:43.48 ID:iYTDhXu40
>>498
最近かー

・貨物列車の走る音を乗る電車がホームに入ってくる音だと勘違いして全力ダッシュ→滑って鉄柱にクリーンヒット

・まだ使うのに間違えてPCのシャットダウンボタンを押してしまったとき咄嗟に出た言葉
「生き返れっ!」

・DSだと思って旅先に持ってきたのが電子辞書

とかかな

499 名も無き被検体774号+ 2013/06/03(月) 21:00:08.96 ID:4Mb6op9V0
しのは今の関係で満足してるの?
彼氏彼女の関係になってあげてほしいわ

501 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/03(月) 21:09:28.34 ID:iYTDhXu40
>>499
それとなく聞いてくる
ちょい待ち

502 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/03(月) 21:22:57.34 ID:iYTDhXu40
>>499

俺「なぁ、しの」
しの「ほいほいなんですかい?」
俺「しのはさ、今の関係について正直どう思ってる?」
しの「どうって?」
俺「たとえばほら、大学卒業よりも前に正式な彼氏彼女になりたい、とかさ」
しの「うーん…」

しの「なんてゆーか、ぶっちゃけよーすけと私って、〝彼氏彼女〟って位置づけじゃしっくりこない気もするんだよねw」
しの「だから告白したときも『付き合って』とは言わなかったでしょ?」
俺「あぁ、確かに」

しの「私は今はよーすけと一緒にいれるなら別にどんな間柄でもかまわないよ」

しの「…先の未来は、ひとつ上の関係になりたいですがなっ…!」

ここで照れて、絵描き始めた

503 名も無き被検体774号+ 2013/06/03(月) 21:47:12.25 ID:iWHqen/H0
>>502
うわぁぁぁあああ、、、、、しの寄越せや

504 名も無き被検体774号+ 2013/06/03(月) 23:55:44.22 ID:fMrtE2X+0
そういうこと聞くとか1がヘタレなだけやん\(^o^)/

505 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 00:33:38.59 ID:ZBxSNWbV0
>>503
渡さんよ、絶対

>>504
まぁ俺がヘタレなのは事実だな

ただ今回は>>499にしのの言葉で答えるべきだと思ったから聞いたんだよ

514 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 10:14:51.56 ID:BUUYVhUz0
結局、411の”やるせない気持ち”ってなんだったの?
あと、しの目線の”私が唯一深い仲になった男の子の話”が聞きたいのだが

517 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 20:26:12.73 ID:ZBxSNWbV0
>>514
やるせない気持ちっていうのはなんていうか、今まで誰にも言えなかった当時の後悔とか、そういうのを誰かに聞いてほしかったんだ

しの目線てことはもちろんしのが書くんだよね?
しのは2chやったことないからどうかな…

本当に聞きたいなら書いてくれるかどうか聞いてみるけど、どうする?

516 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 20:02:46.09 ID:y7+nDKDG0
ここに書こうと思ったきっかけと
書いてみて思ったことは?

次は>>1から告白してあげてほしい

520 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 20:34:10.83 ID:ZBxSNWbV0
>>516
きっかけは部屋を片付けてるときに、部活時代や卒業式のときの写真を見つけて、それを見てるうちに色々思い出しちゃって

そうしたら「まだ覚えてるうちにあのときのことを形にして残しておきたいな」って思ったんだよね
まぁチラシの裏でやれと言われたらそれで終わりなんだろうけど、>>517にも書いたように無性に誰かに聞いて欲しくなって

そんなこんなで代行を頼んでスレ立てしたわけです

書く前は誰も聞いてくれないんじゃないか、とか落ちるかもしれないな、とか不安だったけど、皆良い人ばかりで嬉しかったし、無事書ききれて胸のつかえみたいなのがとれて、すっきりしました

次に俺からするとしたら、告白じゃなくきちんとプロポーズをするよ

518 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 20:29:35.92 ID:g6j+Uva60
>>517
いや、やめとけ

それよりしのとのエピソードをちょいちょい
投下してくれ

519 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 20:34:01.72 ID:/V4TSMlU0
うん、俺もそのほうがいいと思う。
しのとの2828壁ドンできるようなのろけ話の投下、期待してるぜー

521 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 20:37:55.50 ID:ZBxSNWbV0
>>518>>519
わかった、やめておくよ

エピソードか~
どんなのが聞きたい?

522 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 20:51:32.41 ID:g6j+Uva60
どんなのでもいいし、
これからちょいちょい起こったことを投下とかでも

523 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 20:53:40.15 ID:ZBxSNWbV0
とりあえず今は俺の横でリンボーダンスやってるよ

526 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 21:02:45.83 ID:ZBxSNWbV0
リンボーダンス失敗したしのさんを介抱してきた

どうやら次はお絵描きに勤しむらしい

しのさんに何か質問あったらどうぞw

527 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 21:04:05.43 ID:4XLAu/980
え、しのにこのスレ見られてんの?ww

528 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 21:07:51.26 ID:ZBxSNWbV0
>>527
スレの存在自体は立てるときに言ったから知ってるけど、見てはいないよ

529 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 21:08:46.35 ID:9LupnYob0
しのさんは何を目指してるの?

531 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 21:11:42.94 ID:ZBxSNWbV0
>>529
今のところ教師を目指してるよ

530 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 21:11:24.65 ID:8V2rvg5J0
しのさん欲しいよぉぉぉぉおおおおお

>>1こちらに寄越しなさい

532 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 21:12:31.89 ID:ZBxSNWbV0
>>530
無理w
しのは誰にも渡さんww

533 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 21:17:07.01 ID:Vtn7x4N6O
いいスレ読ませてもらったよ~。しのちゃんも1も、あっくんも、幸せになるんだぞー。

思い出は財産だから、これから先も大事にな。

536 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 21:31:59.77 ID:ZBxSNWbV0
>>533
ありがとう!
過去も今も未来も全部大事にしていくよ

535 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 21:21:27.50 ID:QQsOzF8P0
大事にするがやらないことみたいでなんかいやだな

なんだかんだ根性なく相手に甘えてんだろ こいつはいつもオレのそばにいてるなんて思ってんじゃね?
することして大事にしろよ

538 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 21:40:04.44 ID:ZBxSNWbV0
>>535
確かにそうかもしれないね

でも俺はそーゆー一線を責任とれるような立場になるまで越えないことも、しのを大事にしたいと思ううえで大切だと思ったんだ
そのあたりはやっぱり人それぞれ違うと思う

あとしのが俺のそばにいるっていうより、俺がしののそばにいたいんだ
しのがいない生活なんて考えられないくらい。

ただあんまりそういう面を見せるのは、しのに負担をかけてしまうことになるかもしれないとも思うからあまり見せないようにしてるけど

結局のところ俺がチキンなのには変わりはないね

543 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 22:03:29.68 ID:y7+nDKDG0
卒業まであと何年?

545 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 22:08:27.37 ID:ZBxSNWbV0
>>543
今二年だから順調にいけばあと二年後だよ

546 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 22:19:48.78 ID:QQsOzF8P0
あのなすることによってより大事に出来ることもあるし
そういう関係なって相手とより仲良くなれるんだよ
責任とかいらないんだよ
相手が望んでたらどうすんだよ

548 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 22:31:42.35 ID:ZBxSNWbV0
>>546
でも2人で話し合いもきちんとしたし、合意のうえのことなので、やっぱりまだ一線は越えたくないんだ

547 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 22:22:02.14 ID:g6j+Uva60
しんいち、しのの描いた絵、もっとうpしてくれよぉ

549 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 22:32:38.09 ID:ZBxSNWbV0
>>547
今さっきスレのこと話したら俺とあっくんとしのの絵かきはじめたから待ってて

551 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 22:38:05.06 ID:y7+nDKDG0
デートというか二人で遊びにいったりしてるの?

553 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 22:48:00.52 ID:ZBxSNWbV0
>>551
よく行くよー
ライブとか釣りとか、けっこう色々

563 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 23:38:34.84 ID:tFpkXo8E0
漢字で書いて書き直したなwww

564 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 23:43:50.77 ID:ZBxSNWbV0
>>563
知覚過敏って書こうと思ったらしいけど、もし間違ってたら誰かに影響を及ぼしかねんと思ってひらがなにしたらしいw

565 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 23:44:50.09 ID:hGADPj5I0
いやでもこのスレ頑張って保守し続けて正解だったね
そしてしのかわいい

566 1 ◆rvw3dStrI6 2013/06/04(火) 23:47:36.06 ID:ZBxSNWbV0
>>565
本当に保守してくれてありがとう
いい人たちに恵まれて俺はつくづく幸せものだと思うよ

569 名も無き被検体774号+ 2013/06/04(火) 23:50:01.31 ID:y7+nDKDG0
おつかれですた
しのを大事にしてねー

578 名も無き被検体774号+ 2013/06/05(水) 00:07:15.04 ID:f/4M3RKT0
いいなー、なんか物語みたい。

580 名も無き被検体774号+ 2013/06/05(水) 00:10:36.49 ID:hMDI2V5H0
いい感性をお持ちだな
娘の担任になって欲しいわ

582 名も無き被検体774号+ 2013/06/05(水) 00:14:48.86 ID:jTD8LOgJ0
乙!今までありがとな!
しのと幸せに暮らし続けろよ!!

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『俺が唯一深い仲になった女の子の話』へのコメント

  1. 名前:本音を語る名無し 投稿日:2013/06/29(土) 15:23:40 ID:589fc6ab0 返信

    さっきスレ気づいて読みました。なんか心が温かくなりました。いつまでもお幸せに(^^)/

  2. 名前:おい!馬鹿ガキ! 投稿日:2013/06/30(日) 08:03:54 ID:589fc6ab0 返信

    文章、簡潔にまとめられるよう勉強しろ!お前の脳みそは小学生か?球遊びや女にうつつぬかすんじゃねーよ!カス!