僻地に転勤して出会った男との4ヶ月

僻地に転勤して出会った男との4ヶ月

1 代行です 2012/10/11(木) 21:10:22.64 ID:l1uJ2niz0
つらつらと書いていく

3 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 21:14:44.05 ID:yWrDACTf0
>>1です。
スレ代行で別の方に立てて頂いたので、ID変わります。
では、書いていきますね。

まずはスペックから

22(♀)
4月に大学を卒業、某企業に入社

4 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 21:21:57.59 ID:yWrDACTf0
この話は、4月に某企業に入社し、配属が決まったところから始まる。
大学を卒業し、この春、私は某企業に入社した。
全国に事業所がある企業のため、入社の時点ではどこに配属になるか分からなかった。
西日本に実家がある私は、西日本に比較的近いところがいいなと思い、中国・関西・中部・関東地方のどれかがいいと、配属希望面談で人事の人に伝えた。
割と広範囲だし、どれかは通るだろ。
そう思っていた。

5 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 21:27:59.41 ID:yWrDACTf0
しかし、配属発表の日に、言い渡されたのは
「サエコさんは、○○事業所ね」

特定が怖いので詳しい県名・地名は言えないが、
それは、中国でも関西でも中部でも関東でもない、僻地だった。

西日本からは飛行機とバスを乗り継いでやっと行けるようなところ。

私は絶望的な気持ちになった。

8 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 21:29:46.49 ID:yWrDACTf0
あ、サエコに似てるとよく言われるのでサエコにしてます。

10 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 21:33:15.19 ID:yWrDACTf0
私には大学から付き合っている彼氏がいたのだが、彼氏は西日本配属だった。

彼氏は、私の配属先を聞いて、
「・・・まじで?」
と言い、呆然としていた。

私も呆然としていた。

それでも、遠距離恋愛頑張ろうねーとか言いながら、引越しの日を迎えた。

9 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 21:30:20.58 ID:RoqM91vP0
飛行機だけで行けるところなんてほとんどないだろ
空港からの移動は普通バスだっての

11 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 21:34:19.07 ID:yWrDACTf0
>>9
すいません、言葉が足りませんでした
飛行機2本乗り継ぎ+バスです

13 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 21:37:14.40 ID:yWrDACTf0
移動時間は、4時間以上。
飛行機2本とバスを乗り継いでどうにか事業所にたどり着いた。

着陸寸前に飛行機の窓から見下ろす景色も、空港から乗ったバスから見える景色も、自然に満ち溢れていた。
むしろ、何でうちの会社はここに事業所を作ったんだろう・・・と、真剣に疑問に思った。

15 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 21:43:56.45 ID:yWrDACTf0
その日は事業所の人に挨拶をしただけで終わった。

そして次の2日間は引越しと家の片付けで、休みだった。
家は、アパートの1室だったんだが、とても広かった。
家賃4万5000円とかで(住宅補助でるから自己負担額は2万ちょい)、1LDK。
12畳のリビングと、10畳の部屋があり、キッチン・風呂・トイレ全部別々。
田舎クオリティすげーなと思った。

そして、移動日から数えて4日目に、
ついに配属先事業所での仕事が始まった。

18 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 21:51:51.95 ID:yWrDACTf0
事業所長に、
「この人が、サエコさんのトレーナーだから」
と、可愛い女の人を紹介された。
吉高ゆりこにちょっと似てるので、吉高さんとする。

そんなわけで、私は吉高さんに、いろいろと教えてもらいながら仕事を覚えていくこととなった。

20 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 21:56:19.28 ID:yWrDACTf0
吉高さんは、3年目の社員だったのだが、とても優しかった。
とても尊敬していたし、この人がトレーナーで本当に良かったと思っていた。

しかし、吉高さんはたくさんの仕事を担当していたので、私をつきっきりで指導をするというのは難しかったようだ。
仕事を教えてもらっている途中に、他の人に呼ばれたり電話がかかってきて、どこかへ行ってしまうことも多く、
放置されることも少なくなかった。

22 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 22:03:49.17 ID:yWrDACTf0
そんな時、仕事を教えてくれたり声をかけてくれたりしたのが、彼だった。
彼はうちの会社の正社員ではなく、パートだった。
(うちの事業所には、正社員・契約社員・パートがいた)

んーと、佐藤健にちょっと似てるので佐藤にする。

佐藤は、私と同い年だった。
大学を卒業してすぐ、うちの事業所にパートとして入ったんだとか。
税理士とかそういう資格系の職業を目指しているらしく、「去年落ちちゃったけど、諦め切れないから、就職せず勉強してるんだ」と言っていた。

26 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 22:11:11.11 ID:yWrDACTf0
佐藤は、最初はそっけなかったが、日を追うごとにフレンドリーになってきた。
私は割とあがり症で、はじめのころは電話応対がとても苦手だった。
噛み噛みになってしまうことや、おかしな敬語を使ってしまうこともしばしばあった。

そんなとき、
「日本語おかしいよ?大丈夫?笑」
と、佐藤はいっつも笑っていじってきた。

29 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 22:20:22.64 ID:yWrDACTf0
そのうち、吉高さんが忙しいときは佐藤に仕事を教えてもらうというのが習慣になった。

ある日、佐藤が教えてくれた内容の中で分からないことがあり、私は仕事のあとに佐藤にメールした。
佐藤は親切に返してくれた。

そして、私はそれに対して「ありがとう」と返した。
「ありがとう」としか返さなかったので、もうメールは返ってこないだろうと思っていた。

32 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 22:25:08.10 ID:yWrDACTf0
しかし、佐藤は几帳面な性格なのか、メールを返してくれた。
それ以来、なんとなく佐藤とメールのやりとりを続けるようになった。

私もメールを止めないタイプなので、メールのやり取りは止まる気配がなかった。

31 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 22:22:54.79 ID:d/2orSCq0
怖い系?

33 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 22:26:11.36 ID:yWrDACTf0
>>31
怖くないです
恋愛日記みたいなしょーもない自分語りですww

36 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 22:32:43.77 ID:yWrDACTf0
そのうち、仕事場では佐藤に仕事を教わり、帰宅後は佐藤とメールするというのが毎日の習慣になった。

あるとき、佐藤から
「お前そーいえばこの辺のこと全然知らないよね?観光いく?」
と言われた。

彼氏がいることは佐藤には伝えていたので、
本当に善意で誘ってくれてるのだと私は思い、休日に佐藤と一緒に観光にいくことにした。

34 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 22:29:18.53 ID:d/2orSCq0
良かった不幸な子は居なかったんだ;; 帰るわノシ

35 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 22:31:20.53 ID:pN1ByPNR0
え?じゃあなんのかんので佐藤が好きになったんだけど
どうしようって話?

37 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 22:34:14.69 ID:yWrDACTf0
>>34
期待はずれでごめんなさい
ここまで読んでくださりありがとうございました!

>>35
んー。どうでしょう・・・
一応書き進めておくので、また暇な時にでも読んで頂ければ幸いです

39 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 22:47:07.53 ID:yWrDACTf0
佐藤は車でいろいろなところに連れていってくれた。
(ちなみに配属先は、観光名所としても知られている場所だった)

観光中、おみやげ屋で私は可愛いご当地限定ストラップを見つけた。
それを見てキャッキャしていると、佐藤は
「お前ガキかww車戻るぞww」と言って私を車に連れていった。

40 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 22:54:40.44 ID:yWrDACTf0
なんでそんなに強引に車に連れ戻されたのか分からなかったが、
まぁいいやと私は勝手に納得し、次の観光スポットに向かった。

そうして、1日は楽しく過ぎた。
こっちに来てから、人と遊んだのは初めてだったし、休日を誰かと過ごすのも初めてだった。

帰り際に
「佐藤くんありがとう!楽しかった!」
と言うと、佐藤は
「どーいたしまして!これ、今日の思い出に、あげる。」
と言って、小さな袋を渡してきた。

41 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 22:58:56.02 ID:yWrDACTf0
あけてみると、それは、お昼に私が欲しがっていたストラップだった。

「え?なんで?」
というと、
「おみやげ屋はいったとき、欲しがってたからさ。さりげなく買っといた。」
と、佐藤は笑った。

本当にどのタイミングで買ってたのかわからなかったけど、嬉しかった。

42 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 23:08:38.08 ID:yWrDACTf0
この日以来、佐藤と私は、わりとよく一緒にご飯に行ったり、遊んだりするようになった。

職場でも
「サエコちゃんと佐藤くん、兄妹みたいだねー」
と言われていた。
私は佐藤に恋愛のことも仕事のことも話していたし、佐藤もいっつもそれを真剣に聞いてくれていたから、
「兄妹」というのは、なかなかピッタリな表現だなと思っていた。

44 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 23:20:47.07 ID:yWrDACTf0
一方、彼氏との仲は疎遠になっていった。
引っ越したばかりのころは、毎日のようにメールや電話をしていたのだが、
もともと彼氏が連絡をマメにとらないタイプなこともあり、
日に日にメールや電話は少なくなっていったのだ。

めったに連絡をとらない日々が1ヶ月くらい続き、
会えない上に連絡もあまりとらない、という、もはや付き合ってるのか付き合ってないのか分からない状況だった。

45 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 23:25:12.70 ID:yWrDACTf0
そんなある日、彼氏から珍しく電話がかかってきた。
久しぶりの電話にわくてかしながら「久しぶり!どうしたの?」と聞くと、

「うん・・・ずっと考えてたんだけどさ、別れよう。なんか会わなさ過ぎてサエコのこと好きかどうか分かんなくなってきた・・」
と、言われた。

46 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 23:28:39.06 ID:yWrDACTf0
泣いて引き止めたが、ムダだった。

こんな僻地に配属されなかったらきっとこんな事にはならなかったのに・・・と、本気で思った。
その日は、一晩中泣いていた。

48 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 23:34:34.59 ID:yWrDACTf0
次の日、パンパンに腫れた目で出勤した私を見て、佐藤は
「どしたの?ホームシック?地元恋しくなった?」
と言ってきた。
その瞬間、何かのスイッチが入ったようで、またぼろぼろ涙が出てきて止まらなくなった。

就業時間前ではあったが、まわりの目も気にせず職場で号泣する私に、佐藤は
「わかった!あとでちゃんと聞くから、仕事終わるまで耐えよ?」
と困った様子で言った。
今思えば、迷惑だっただろうな・・・笑

52 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 23:43:00.25 ID:yWrDACTf0
そして仕事が終わったあと。

私は佐藤の車の中で一部始終を話した。
2時間くらい話してたと思うけど、その間ずっと佐藤は頭をぽんぽんってしてくれてた。

そして、私がだいぶ落ち着いたころ、佐藤は
「サエコは遠いとこで頑張ってるのにいきなりそんなこと言われたら辛いよね。
でもね、彼氏も悪くないと思うんだ。距離に負けちゃっただけなんだ。責めたらだめだよ。」
と言った。

そして、少し間をあけて、
「サエコ、あのね?弱ってる時に言うのは反則かもしれないけど・・・俺が彼氏の代わりにサエコのことすっごく大切にしてあげようか?」
と言った。

57 名も無き被検体774号+ 2012/10/11(木) 23:55:26.45 ID:yWrDACTf0
驚いた顔をしている私を見ながら、佐藤は続けた。

「ごめんね。いきなりだと困っちゃうよね。
でも辛いときはいつでも俺のとこおいで。俺サエコのこと好きだからさ。」

そう言ったあと、佐藤は車を発進させ、家まで送ってくれた。
私は何と言っていいかわからず、黙っていた。

60 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 00:09:05.35 ID:vXedhO1Q0
家に帰ったあとも、しばらく私は、自分が佐藤に告白されたという事実が信じられなかった。

佐藤は人当たりがよく、誰にでも好かれる性格だったし、誰にでも優しかったから、
まさか自分のことを好きでいてくれているとは微塵も思っていなかったのだ。

でも、そのことに対する驚きが大きすぎて、私はいつの間にか自分が彼氏に振られたことをすっかり忘れていた。
というか、告白されたあとは、彼氏の存在も忘れてたと思う。

63 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 00:28:18.02 ID:vXedhO1Q0
その日をさかいに、私は佐藤を意識してしまうようになった。

勤務中、ちょっと優しくされるだけでドキドキしたし、
他の女の人と笑って話してるのを見ると、ちょっとイラッとした。

しかし、別れた直後だし今すぐ付き合うのは軽いと思われるかな・・・と思っていたので、
自分から佐藤に「私も佐藤と付き合いたい」とは言えなかった。
佐藤からも、「返事聞きたいんだけど」などと言われることはなかった。

そうして、お互い何もアプローチがないまま、2週間が経った。

73 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 12:20:35.59 ID:vXedhO1Q0
あまりにも何もなかったかのように毎日が過ぎるので、
そのうち私は「もしかしたら佐藤は、その場のノリでうっかり言っちゃっただけで、実は私のことそんなに好きじゃなかったんだな。」と勝手に納得し、
「もう告白されたことは忘れてしまおう」と思っていた。

自分からその話を掘り返すのは何だか恥ずかしかったってのもある。

74 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 12:23:39.90 ID:vXedhO1Q0
でも、一度意識をし始めてしまうと、佐藤のことを意識しないようにするのは難しく、
私は仕事中、つねに佐藤のことを目で追うようになっていた。

いつの間にか、私は完全に佐藤が好きになっていた。

75 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 12:25:47.95 ID:vXedhO1Q0
しばらくこんな風に佐藤を目で追うだけの日々が続いたが、
告白されてから約2週間がたったある日、状況は変わった。

仕事おわりに帰ろうとしていると、
「サエコ、俺も今からあがるから家まで送ってこうか?」
と、佐藤が言ってきた。

77 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 12:29:36.76 ID:vXedhO1Q0
それまでも、たまに家まで送ってもらっていたため、私は何の疑問も持たず、佐藤の車に乗り込んだ。

告白された日以来はじめて、2人きりになった。

何か言われるかな、と、少し緊張していたのだが、運転中、佐藤はそのことには触れなかった。
でも、何だか佐藤の口数は少なかった。

79 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 12:34:18.58 ID:vXedhO1Q0
家の前に着き、
私は「ありがとう」と言って車を降りようとした。
すると、佐藤に
「サエコ待って。ちょっと話しよ」と、引き止められた。

「俺さ、この前言ったよね?俺じゃ彼氏の代わりになんないかなって。
サエコの返事まだ聞いてないんだけど、いま返事できる?」

80 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 12:39:15.89 ID:vXedhO1Q0
私は佐藤に、
自分も佐藤が気になっていること、
でも別れたばっかりで、付き合うのはちょっとどうかと思っていること、
など、思っていることをすべて伝えた。

佐藤はうんうんってうなずきながら聞いてくれた。

そして、
「別れてすぐ別の人と付き合うのが失礼とかそういうの抜きにしたら、サエコは俺と付き合うの嫌じゃないんだよね?」
と言った。

81 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 12:42:13.97 ID:vXedhO1Q0
うん、と答えると、

「わかった。じゃあさ、俺に失礼とか何も気にしなくていいから、サエコは今日から俺の彼女ね。」
と言った。

82 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 12:43:42.74 ID:zQQpXb+KO
いいわね、いいわね。
なんか甘酸っぱい感じ。

83 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 12:45:28.49 ID:vXedhO1Q0
「えっでもそんなの佐藤くんに失礼だし・・」と私が言うと、佐藤は私の肩を抱き寄せて、キスをした。

そして、
「俺がいいって言ってるんだからいいの。お前は何も気にしなくていいの!
お前は今日から俺の彼女!わかった?」
と、笑って言った。

キュン死にするかと思ったさ。。

84 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 12:47:34.40 ID:vXedhO1Q0
こうして、佐藤と私は、付き合うことになった。

96 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 20:28:24.78 ID:vXedhO1Q0
佐藤と付き合い始めてからの日々は、本当に楽しいものだった。

無意味にドライブしてみたり、
休みの日にお弁当作ってピクニックにいったり、
私の家でいっしょに晩ごはんを作ったり・・・
僻地だから行く場所も少ないし、ショッピングデートとかもできなかったけど、楽しかった。

97 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 20:32:24.26 ID:vXedhO1Q0
ある日の仕事帰り、佐藤の車で家に送ってもらっていたとき、ちょっとした事件が起こった。
信号待ちで停車中に、後ろの車に追突されたのである。

98 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 20:38:12.66 ID:vXedhO1Q0
あまりに大きな衝撃だったもんで、私は一瞬何が起こったのか分からなかった。
「え、ねえ、今の何?」と聞くと、
「ばか、追突されたんだよ!とりあえず外出るよ!」と、佐藤は焦った様子で言った。

後ろの車に追突された衝撃と前の車に追突した衝撃で、佐藤の車はぐしゃぐしゃだった。

100 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 20:45:21.14 ID:vXedhO1Q0
「うわ・・・車すごいことになっちゃったね・・・」
と言うと、佐藤は
「車はいいんだけどさ・・・お前けがない?大丈夫?」
と、聞いてきた。

別にどこも痛くなかったので、大丈夫だと言ったが、佐藤は
「一応病院行きな?
俺ちょっと警察とか保険会社と話しなきゃダメだから、俺の母さんに今から連絡するし、連れてってもらいな?」
と言った。

102 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 20:49:01.49 ID:vXedhO1Q0
お母さんに迷惑かかるしいいよ!と何回も言ったが、
佐藤が「大丈夫だから病院行って!」と言い続けるので、私はお言葉に甘えることにした。

佐藤のお母さんに会ったことはなかったし、佐藤も、私と付き合っていることを伝えていないと言っていたので、
私は、佐藤母を待っているあいだ、ものすごく緊張していた。

104 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 20:57:21.04 ID:vXedhO1Q0
迎えにきた佐藤母は、美人でしっかりしてそうな人だった。
そして優しかった。
「大丈夫?怖かったね!」と、声をかけてくれた。

そうして佐藤母に連れられ、私は病院で診察をうけた。
佐藤はまだ警察や保険会社と連絡をとっているのか、診察が終わっても連絡がつかなかったので
病院からの帰りも佐藤母に送ってもらった。

109 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:05:20.43 ID:vXedhO1Q0
家に帰ってしばらくすると、佐藤から電話がかかってきた。

「いま全部終わったよ!体なんともない?
ムチ打ちとかこわいから、数日後に痛くなったりしたらちゃんと言うんだよ!」
というような内容だった。

愛車はボロボロだし、自分も痛い思いしたはずなのに、真っ先に私の心配をしてくれる佐藤にものすごくキュンってした。

112 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:10:57.12 ID:vXedhO1Q0
そして、電話を切ろうとしたとき、

「あ、そういえばさ、さっき母さんにさ、たけるが車に女の子乗せるの珍しいねって言われちゃったよ。
母さんにばれると色々めんどくさいから付き合ってることしばらくだまっとくけどさ、お前のことちゃんとした子だって言ってたよ。
よかったね。笑」
と、佐藤に言われた。

115 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:14:19.97 ID:vXedhO1Q0
素直にうれしかった。
でも、お母さんには私と付き合ってること言うつもりないんだ・・・と、ちょっと悲しくなった。

118 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:17:52.02 ID:igJKT5Y2O
>>115
男は体裁気にするから段取りが必要なんだよ、わかってあげてくれ(笑)

119 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:19:51.61 ID:vXedhO1Q0
でも、なんかその日の事故以降、
私は佐藤家のイベントにちょくちょく呼んでもらえるようになった。

佐藤家の駐車場で一緒にBBQしたり、お祭りに一緒に行ったりした。
でも、彼女だとは一切思われていなかったようで、佐藤母は
「たけるにいい友達できて良かったわー」などと、しきりに「友達」という言葉を連発していた。

116 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:16:19.95 ID:CBpi4QYG0
なるよね
わかるわかる

めんどうだっていうのもわかるけど理屈じゃないのよな

117 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:16:40.39 ID:75c4GyWz0
母親にバレるのはなんか恥ずかしいんだよ
結婚するの結婚するの聞かれるし

123 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:24:41.74 ID:vXedhO1Q0
>>116 共感していただけてうれしいです

>>117,>>118 そ、そんなもんなのか
私が微妙な彼女だから紹介してくれないんだと思ってたさ

124 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:31:25.55 ID:vXedhO1Q0
友達扱いされるのはちょっと辛かったが、佐藤家の方々は私にとても良くしてくれた。

そんなこんなで、佐藤と仲良く過ごす楽しい日々は続いていった。

しかし、赴任してきて2ヶ月ちょいがたったころ、状況は変わる。
7月の中旬ぐらいかな。

126 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:36:31.56 ID:vXedhO1Q0
ある日、事業所長に呼び出された。

「サエコさんの異動が決まったよ。
関東に新しい事業所を作るから、8月下旬からそこの立ち上げチームに参加するんだって。
新入社員が新規立ち上げチームに抜擢されるのは初めてのことらしいよ!
頑張ってね!それに実家も近くなるしよかったね!」

128 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:40:14.25 ID:vXedhO1Q0
へ?異動?
私ここ来てまだ数ヶ月しかたってないけど?
転勤多い会社なのは知ってるけど、もう??

私は、しばらくぼーぜんとしていた。

事業所長は、
「あれ、嬉しくないの?都会行けるんだよ?」
と、不思議そうな顔をしていた。

129 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:43:20.29 ID:vXedhO1Q0
私の異動のことは、事業所全体に広まっていて、いろんな人から
「サエコちゃんすごいじゃん」とか、
「サエコちゃん頑張ってね!」とか、言われた。

でも、私は全然嬉しくなかった。

だって佐藤と離れるのがいやだったから。

130 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:47:01.94 ID:vXedhO1Q0
その日の帰り、佐藤の車で私は

「あと1ヶ月ちょっとで離れちゃうんだって」

と、佐藤に言った。

佐藤は、しばらく黙ったあと、こう言った。

131 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:49:47.12 ID:vXedhO1Q0
「サエコはどうしたいの?遠距離はつらいから別れたい?」

「別れたくないけど、元彼のことがあって遠距離になるのが怖い」
と、私は答えた。

132 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 21:53:36.24 ID:vXedhO1Q0
佐藤は、少し間をおいてから、

「あのねサエコ?
俺ね、サエコが俺のこと好きでいてくれる限り、ずっとサエコのこと好きでいる自信あるよ?
俺は、元彼と違って、距離にも負けないし、まめに連絡もするから」

と言った。

その瞬間、私は号泣した。
不安だからとかじゃなくて、単純に、離れるのが寂しすぎたから。

133 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 22:01:11.16 ID:vXedhO1Q0
佐藤は泣きじゃくる私の頭をなでながら、こう言った
「サエコ、泣いててももったいないしょ?
あと1ヶ月ちょっと、1日1日大切にしていっぱい思い出つくろ?
だからね、今日は泣いてもいいけど明日からは笑顔で過ごそう?」

その日は佐藤は私の家に泊まった。
一晩中、佐藤にぎゅーってされながら眠った。

136 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 22:11:04.38 ID:vXedhO1Q0
それからの日々はめまぐるしく過ぎた。

事業所の人達と飲みにいったり
佐藤家の人々と飲みにいったり、
本当に楽しかった。
佐藤母は、「もう異動なの!でも今より実家近くなるから良かったね」と言っていた。

そうしているうちに、あっという間に異動の1週間前になった。

134 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 22:05:31.88 ID:igJKT5Y2O
ホントにギューしたまま眠ったんか?
セクロスやってないんか?

135 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 22:08:17.97 ID:21B1+cNH0
おっぱいギューってされたお返しに
おにんにんギューしたに決まっとるだろ
ムードの無いヤツめ

138 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 22:15:20.98 ID:vXedhO1Q0
>>134, >>135
その日は本当にぎゅーだけでした
泣きつかれて寝ちゃったってのもありますが・・

139 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 22:25:38.09 ID:vXedhO1Q0
それまでは自分がもうすぐこの地を離れるという実感がいまいちなかったのだが、
1週間前になると、引越しの手続きをしなきゃいけなかったり、異動に関する書類を提出しなきゃいけなかったりで、
本当に自分がもうすぐ去るんだということを思い知らされた。

141 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 22:31:20.07 ID:vXedhO1Q0
そうして、異動の2日前になった。
移動日の前日は事業所全体の送別会が予定されていたので、実質2人で過ごせる最後の日だった。

その日は2人で、ドライブに出かけ、初めて一緒に観光に行ったときと同じコースを回った。

142 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 22:36:28.38 ID:vXedhO1Q0
そして、デートも終盤にさしかかったころ、佐藤は急に車を道端にとめて言った。

「サエコ、ちょっとトランクに紙袋あるんだけどさ、それ取ってきてくれない?」

トランクを開けてみると、確かに紙袋があった。

それを持って座席に戻ると、佐藤は
「しょうもないけどさ、プレゼント。あけてみて。」
と笑った。

144 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 22:40:30.79 ID:vXedhO1Q0
紙袋の中身は、
リラックマの大きなぬいぐるみと、ピンクゴールドのネックレスだった。

佐藤は
「ほらお前、ぬいぐるみとか好きじゃん。
それに、こいついたら新しい家でも寂しくないでしょ?
で、ネックレスは、俺がお前に似合いそうだなって思ったから買ったの!」
と少し照れながら言った。

147 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 22:44:17.45 ID:vXedhO1Q0
本当に嬉しかった。
嬉しさで半泣きになりながら、私は言った。

「ありがとう!!ずっと大事にする!
・・・あのね、実は私も佐藤くんに渡すものがあるんだ」

そう、実は私も佐藤にプレゼントを用意していたのだ。

149 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 22:50:58.09 ID:vXedhO1Q0
私が差し出したプレゼントを開けると、佐藤は、
「えっこれ・・・覚えてたんだ・・・
まじで嬉しいんだけど・・・ずっと大事にする。ありがとう。」
と言った。

私が佐藤にあげたのは、メッセージ入りのジッポーライターだった。
佐藤が以前、新しいジッポーライターが欲しいと言っていたのを覚えていたのだ。

151 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 22:55:49.41 ID:vXedhO1Q0
ちなみにジッポーに刻んだメッセージの内容は、
「たくさんの思い出をありがとう、あなたと過ごした全ての時間が私にとっての宝物です」
というようなものだった。
(ちょっとださく聞こえるけど、実際は英語だから割とかっこよく仕上がっていた)

153 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 22:59:47.94 ID:vXedhO1Q0
佐藤は、
「お互いサプライズ用意してるとか、俺ら以心伝心だな。
こんなに通じ合ってるなら、離れても俺らなら絶対大丈夫だな。」
と言って笑った。

私も、離れても絶対大丈夫だと思った。

155 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 23:03:44.28 ID:vXedhO1Q0
次の日の送別会も、楽しかった。

そしてついに、移動の日。

空港まで佐藤が車で送ってくれたのだが、移動中、私達はほぼ無言だった。

158 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 23:17:10.45 ID:vXedhO1Q0
空港に荷物を預けた後、搭乗まで割と時間があったので、佐藤の車で時間をつぶすことにした。

車に乗り込んだあと、しばらく2人とも無言だった。
車内では、いつも通りback numberの「花束」とかりゆしの「ナナ」が流れていた。
というのも、佐藤はこの2曲が大好きで、しょっちゅう車内でこの2曲をリピート再生していたのだ。

159 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 23:20:32.95 ID:vXedhO1Q0
先に口を開いたのは、私だった。
「この2曲、聴きすぎてあたしまで歌詞覚えちゃったよ」

佐藤は、
「そだな。俺しょっちゅう聴いてるもんな」
と笑った後すこし黙り、そしてマジメな顔をして言った。

「あのさサエコ。今から言うこと、まじめに聞いてほしいんだけど。」

161 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 23:27:45.85 ID:vXedhO1Q0
「俺さ、サエコと出会うまでさ、就職とか資格試験のこと、実はあんま真剣に考えてなかったんだ。
俺の家会社やってるから、最悪継げばいいやっていう思いもあったし。
でも、ちゃんと就職して頑張ってるサエコ見て、俺も頑張んなきゃって思ったんだ。
だからね、俺これから真剣に頑張るからさ、、」

162 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 23:30:11.33 ID:vXedhO1Q0
「頑張るからさ、俺がちゃんと就職して資格試験も通って、
安定した収入を得られる状況になったらさ、
俺と結婚して?」

佐藤の顔は真剣だった。

166 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 23:34:51.31 ID:vXedhO1Q0
もちろん、私は
「ぜったい結婚する!」
と答えた。

167 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 23:37:59.41 ID:vXedhO1Q0
そうして、私の僻地での4ヶ月の生活は終わりました。
でも、このままいけば将来、また僻地で暮らすことになりそうです。

タイトルにある「4ヶ月」間の話は、ここまでなんですが、
引き続き関東に引っ越してからの話も書いていこうと思うのですが、需要はありますでしょうか??

168 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 23:39:51.89 ID:1ae/7Lw20
あります

170 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 23:42:22.74 ID:vXedhO1Q0
>>168
ありがとうございます
では書いていきますね

そうして、私は関東配属となったのだが、
新しく配属された事業所は以前までいた事業所とはまったく雰囲気が違っていた。

173 名も無き被検体774号+ 2012/10/12(金) 23:49:46.77 ID:vXedhO1Q0
新しい事業所は、完全にブラックな雰囲気だった。
というかブラックだった。

以前の事業所はまったりしていて、事業所全体に
「できる限り早く帰ろうぜ!」的な雰囲気があってとても居心地が良かったのだが、
新しい事業所は「残って当たり前、定時って何ですか?」という感じだった。
実際、毎日15時間以上働いてた。

177 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:00:24.84 ID:KVDl+7sD0
本当に毎日辛かった。
休日も出勤を強いられ、引越しの片付けもろくにする暇なかったし・・・
同じ会社でも事業所によってこんなに違うのかと思った。

178 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:03:40.30 ID:KVDl+7sD0
そうして関東にきて3週間くらい経ったころ、佐藤から嬉しいお知らせがあった。
「俺、就職決まった。
資格試験はまだ受かってないけどさ、働きながら学んでいったら合格にも近づけるからとりあえず10月から働くことにした!」

179 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:06:19.55 ID:KVDl+7sD0
よく分からないけど、佐藤の目指していた職種は、資格試験に合格していなくても就職はできるんだとか・・・
とりあえず、おめでとうという気持ちでいっぱいだった。

佐藤が頑張っているのだから、自分も頑張らなくてはと思った。

180 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:12:36.20 ID:KVDl+7sD0
おめでとう、と言うと、
「ほらね、俺頑張るって約束守ってるでしょ?」
と佐藤は言った。
電話越しだったから顔は見えなかったけど、きっとドヤ顔してるんだろーなと思った。

そして、就職の話題がひと段落したころ、佐藤は
「あ。そういえばさ。さっき俺母さんに、サエコと付き合ってること言ったよ。」
と言った。

182 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:15:38.38 ID:KVDl+7sD0
「え?何でいきなり?どーして?」
と聞くと、佐藤は

「だって、俺の仕事が落ち着いて貯金もある程度たまったら、俺サエコと結婚するつもりだもん。
だからさ、親にはちゃんと心の準備させとかないとと思ってさ。」

と言った。

181 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:14:21.08 ID:4GhKiWV10
税理士だっけ
弁護士の資格も弁護士事務所で働きながら資格取得目指す人いるから
あるんだろうね

受かっていいとこ行けたら高給取りだぞ!

>>180
うひょー

184 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:18:57.39 ID:KVDl+7sD0
>>181
税理士ではないですが、そういう感じの資格系の職業です
ちなみに税理士ほど高給ではないです笑

186 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:22:40.94 ID:KVDl+7sD0
「でさ、母さんにカミングアウトしたらさ、」
佐藤は続けた。

「母さん気付いてた上に俺のジッポー盗み読みしてたみたいでさ、
『たけるのこと好きなのに転勤するのはつらかっただろうに・・・』って、泣いてたよ。笑
あと、『今まで付き合ってきた子とタイプ違うけど、母さんはあの子好きだよ』とも言ってた!」

本当に嬉しかった。

189 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:28:04.28 ID:KVDl+7sD0
それからも、毎日15時間以上(明け方4時に退勤した日もあった・・・)働く日々が続き、
体はボロボロだったが、
「たけると結婚するまで頑張ろう!!」と思って私は日々働いていた。

佐藤のほうも、就職にともない実家を離れるとかで、引越しの準備などで忙しそうだった。

190 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:32:06.48 ID:KVDl+7sD0
そうして、10月になった。

佐藤は10月1日から勤務を開始し、毎日大変そうだが楽しそうだった。

一方私は、毎日続くハードワークに、立ちくらみやめまいを頻繁に起こすようになっていた。
9月とか休日たったの1日しかなかったんだぜ・・・いやあるだけマシなのか・・・?

193 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:37:05.01 ID:KVDl+7sD0
そしてある朝、私は力が入らずベッドから起き上がれなくなった。

とりあえず「体調が悪いので病院に行ってから、できるようなら遅れて出勤します」と上司にメールを入れた。
上司からは「了解しました」とだけ返ってきた。こわかった。

必死の思いで実家から親を呼びつけ、病院に連れていってもらうと、疲労と栄養失調とか何とか言われた。
初めて点滴したよ。

195 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:44:05.18 ID:KVDl+7sD0
点滴したらいくらか元気になったが、お医者さんには診断書を出しておくからしばらく休養をとりなさい、という事を言われた。

しかし、上司に「休みます」と連絡するのが怖かった私は、病院から出た後、出勤しようとした。
なんかもうまともな精神状態じゃなかったんだろーな。。

でも体のほうは出勤できる状況じゃなかったようで、
ちょっと歩くとすぐ立ちくらみを起こした。

196 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:47:49.10 ID:KVDl+7sD0
親はそんな私を見て、「休みなさい」と言った。

しかし、「休みます」と電話をしたら怒られるのは目に見えていたので、
私は出勤すると言い張った。

母はそんな私を見て、
「怖いなら、お母さんが診断書持っていってあげるから」
と言ってくれた。

197 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:55:42.78 ID:KVDl+7sD0
それは良いアイディアだと思ったが、
でもまあ、それはさすがに悪いと思ったので、心を決めて自分で会社に連絡することにした。

震える手で上司に電話をかける。
上司が電話に出るなり
「もしもし?どうだった?今日来れそう?」
と言った。

199 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 01:00:32.79 ID:KVDl+7sD0
「今病院行ってきたんですけど・・・疲労と栄養失調と言われまして・・今日は行けそうにないです・・・
診断書も一応もらってきたのですが・・・」
と言うと、上司は明らかに不機嫌になった。

198 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 00:59:51.03 ID:YnyH7Uj90
体調が悪いのを押して出勤しようとするなんて、自殺したワ○ミ社員を彷彿とさせるな。
まさか佐藤がサエコを偲んで書いてるんじゃないだろうな!?

201 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 01:06:19.02 ID:KVDl+7sD0
>>198
そこではないですが、私も「ワ○○みたいな企業だなおい・・・」と思ってました
でも今2ちゃんで書いてるのはサエコなのでご安心ください

200 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 01:02:22.84 ID:S2ly1uho0
この激務感、同職か?
俺SEなんだが

去年1月~2月くらいにかけて50~60連勤くらい毎日徹夜したのを思い出した

205 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 01:09:34.94 ID:KVDl+7sD0
>>200
SEではないですー
ただ、激務といわれている職種ではあります
200さん、難しいとは思いますが、体は大事になさってくださいね!

208 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 01:15:52.89 ID:KVDl+7sD0
そして、上司は不機嫌そうに
「分かりました。今日は休んでください。
でもおかしいなぁ、残業とかこっちからはさせてないしちゃんと休ませてるはずなんだけどなあ。
サエコさんは責任感強いから、頑張りすぎちゃったんだよね。」
と言った。

一瞬、何を言われたのか分からなかった。

212 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 01:21:38.30 ID:KVDl+7sD0
電話を切ったあとしばらくして、やっとどういう意図で上司がそういうことを言ったのかが分かった。

ちゃんと休ませてるって言ったのも、
残業はこっちからはさせてないって言ったのも、
残業は私が自主的にやってるだけだからこっちに責任はねーよって遠まわしに言ってたんだろうな。。

216 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 01:24:55.76 ID:KVDl+7sD0
そのことに気付いた瞬間、私はもう会社に行きたくなくなった。
そんな上司のもとでこれ以上働きたくなかった。
このまま働き続けたら、心も体も病んでしまうと思った。

だから、私はそのまま退職することを決意した。

217 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 01:32:58.33 ID:KVDl+7sD0
そして、退職の手続きだけさっさと済ませて実家に帰り、今に至ります。
今は家でのんびりしています。

佐藤に会社を辞めたことを伝えると
「辞めて正解だよそんなとこ!今はゆっくり体調治しな?」と言ってくれた。

222 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 01:36:29.28 ID:KVDl+7sD0
さらに、佐藤は
「いつでも俺のとこ来ていいんだよ?
貯金も不十分だし、すぐ結婚ってわけにはいかないからしばらく同棲って形になっちゃうし、サエコの親のお許しが必要だけどさ・・・」
とも言ってくれた。

226 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 01:49:28.07 ID:KVDl+7sD0
でもまぁ、うちの家は同棲とかに対して厳しいので、
今すぐ佐藤のところに行くのは難しいです・・・
それやっちゃうと、両親の佐藤に対する評価もがた落ちすると思うので、どうしようかなーという感じです。。

佐藤も、経済的に安定するまでは結婚はしないと言ってますし。。

227 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 01:52:33.12 ID:KVDl+7sD0
なので、多分これから再就職先を探そうと思っています。
何やかんや実際結婚するまで1年はかかると思いますし・・・
まあ、とりあえずこれから1週間くらいは何も考えず実家でのんびりしようと思います。

これで私の話は終わりです。
読んで下さった方、ありがとうございました!

224 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 01:40:08.10 ID:5jW3wTM60
マジで佐藤に経済力ないなら、ちゃんと考えろよ。
苦労してもいいは、幻想だぞ
平均年収くらいは、稼げるようになってからだな
司法書士目指してるのではないのを祈る

230 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 02:05:07.52 ID:KVDl+7sD0
>>224
私も佐藤も「結婚は経済的に安定してから」という考えなのでたぶん大丈夫です
話を聞いていると年収は悪くはなさそうなので、そのうち安定するんじゃないかと思ってます
司法書士、まじで食べていけないらしいですからね・・・

225 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 01:41:28.67 ID:YnyH7Uj90
まずは早めに佐藤が>>1の両親に挨拶するところからだな。

232 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 02:09:28.79 ID:KVDl+7sD0
>>225
ほんとに、早く挨拶にきてほしいです。
遠いんですけどね。。。笑

231 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 02:09:13.08 ID:S2ly1uho0
佐藤と1って同職じゃないんだっけ??

佐藤に会社を辞めたことを伝えると
「辞めて正解だよそんなとこ!今はゆっくり体調治しな?」と言ってくれた。
ってのは事業所が違うからって意味?

233 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 02:13:25.09 ID:KVDl+7sD0
>>231
佐藤はうちの会社で正社員ではなく、パートとして働いてました
10月からは別のところで正規雇用で働いてます

236 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 02:22:03.33 ID:S2ly1uho0
>>233
そうゆうことか、なるほど

1よ次こそまともな職につけるといいな!
佐藤との幸せを祈ってるぞ

237 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 02:33:50.58 ID:1Cl504JYO
おつかれ
楽しかったよ

>>1と佐藤が幸せになりますように

242 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 10:00:11.18 ID:y+7oxKfRP
俺もback number好きだ。彼女出来たら花束歌いたいわ。
結婚式の曲は花束だな!

始めの方は、佐藤やり逃げするんじゃね?とか思ってたけど、
佐藤がイケメンでいい奴で良かったよ
お幸せに!

243 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 13:24:55.75 ID:KVDl+7sD0
サエコです
皆様ありがとうございます

昨日、佐藤にこのスレを立てたことを言ったら、「恥ずかしいわ!」と笑っていました。
これからですが、私は地元で再就職先を探しながら佐藤の仕事が安定するのを待つつもりです。

おそらく1~2年はかかるんじゃないかなぁと思ってます。
そんなわけで、これから2度目の就職活動、頑張ります。

244 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 13:27:55.30 ID:KVDl+7sD0
結婚が決まったときにはまたスレを立てようと思います!
最後まで読んで下さりありがとうございました!

245 名も無き被検体774号+ 2012/10/13(土) 13:29:52.79 ID:PmpcKbep0
>>244
お幸せに&がんばれ

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『僻地に転勤して出会った男との4ヶ月』へのコメント

  1. 名前:本音を語る名無し 投稿日:2012/10/19(金) 03:03:46 ID:c5095a2eb 返信

    最初に砂糖が>>1に近付いたのも寝取る気満々だったんだろ?
    誰にでも優しいから気付かなかったとか言っちゃってるけど
    傍から見ると下心が透けて見えるわ

  2. 名前:本音を語る名無し 投稿日:2012/10/19(金) 12:42:06 ID:f42b5be0c 返信

    すぐ別れそう

  3. 名前:本音を語る名無し 投稿日:2012/10/21(日) 11:58:09 ID:b21fa8246 返信

    別れずにちゃんとハッピーエンドにナルコとを祈る。
    いつか結婚報告スレを立てて欲しいな

  4. 名前:本音を語る名無し 投稿日:2012/10/23(火) 15:00:25 ID:589fc6ab0 返信

    これが数年前の話しで今は結婚して子持ちで仲良くやってるならまだしも、まだ若くて数ヶ月の付き合いでラブラブな時期だもん未来に不安はないわな。でも遠距離だし半年後一年後はどうなんだろかと生温い目で読んでたわ。うまくいくといーね(棒読み